ハッピーグリン気持ち太めも好調キープ/中山記念
<中山記念:追い切り>
中央G1を目指すホッカイドウ競馬のハッピーグリン(牡4、田中淳)が20日、明け4歳初戦となる中山記念(G2、芝1800メートル、24日=中山)に向け、門別競馬場で最終追い切りを行った。
屋内坂路で服部騎手を背に楽な手応えで3ハロン36秒1をマーク。田中淳師は「休み明けで気持ち太めですが、動きは良く元気いっぱいです」と好調ぶりを認めた。
3歳の昨年は全8戦芝のレースを求めて遠征を続けた。1月のセントポーリア賞で中央初Vを決め、札幌STV賞(札幌)、地方重賞のOROカップ(盛岡)と連勝した。中央芝のG1初出走となった前走ジャパンカップ(東京)では、地方所属として09年コスモバルク(12着)以来の出走を果たし、レコード決着の7着に善戦した。
中山記念はG1大阪杯(3月31日、阪神)への優先出走権(地方馬は2着まで)がかかる。田中淳師は「昨年の有馬記念は補欠1番手で出走できず残念でした。今回もメンバーがそろっているのでハードルは高いですが、なんとか自力で道を切り開いていければ」と力を込める。22日に北海道を出発する。【奥村晶治】