母譲りの切れ味ラストドラフト絶対外せない/京成杯

<追い斬り激論:京成杯>

3日間開催最終日の京成杯(G3、芝2000メートル、14日=中山)へ向け、各馬が最終追い切りを行った。少頭数ながら好メンバーの一戦。久野、木南の「追い斬り激論」は葉牡丹賞快勝のシークレットラン(牡、田村)、東スポ杯2歳S5着ダノンラスター(牡、堀)の実績上位組を認めつつ、快走を見せたラストドラフト(牡、戸田)を取り上げる。

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久野 巨人は内海に続いて、長野も流出か。激動のプロ野球界だな。こっちも負けずにいくぞ。

木南 バシバシ斬っていきましょう!

久野 いや、まずはダノンラスターをプロテクトしよう。

木南 確かにこの馬は予想の上で絶対に外せない。とにかく走るフォームがきれいです。

久野 追い切りは単走でサラッとだが「動くタイプじゃないし、この馬の力は出せる状態」と森助手は話していた。東スポ杯2歳Sは直線でロスがありながら5着。レベルの高い馬だし、新馬戦と同じ2000メートルに延びるのは歓迎だ。

木南 お母さんはアメリカの名牝。セリで3億円を超える超高額取引(310万ドル)で社台ファームが買っています。

久野 かかる期待は大きい。

木南 では、自分はシークレットランをプロテクトします。この馬も絶対に外せない。葉牡丹賞のレコードは驚きました。

久野 田村師は「6月にデビューしたけど、きちんと間隔を空けて、いいローテで使える。この馬は運がありますよ。騎手の意図に応えられる馬」とぞっこんだった。

木南 ランフォザローゼスと同じで3代母がダイナカール。追い切りは美浦ウッドで古馬相手に外を併走。乾燥して時計が出づらい馬場ですし、及第点でしょう。「しまいはいい感じ。よく食べているし、筋肉に柔らかみがある」と。

久野 絶対に外せないのがラストドラフトだ。

木南 これもプロテクトですか。

久野 戸田厩舎らしい入念な準備運動、坂路を1本駆け上がってからコースへ。しびれたな。走りやすいポリトラックとはいえ、母の父ディープインパクト、桜花賞馬の母マルセリーナを感じさせる切れ味。当然、S評価だ。

木南 かなり外をまわりながら併せた古馬を一瞬で抜き去りました。戸田師は「無理せず動けていたし、状態はいい。新馬戦だけなので評価はしにくいけど、初戦は稽古以上に走ってくれたし、使って体もしっかりしてきた」と。

久野 鞍上は今週から復帰のルメール。ドラフト、プロテクト、助っ人補強・・・、ふっふっふ、昨年同様の活躍を期待したいね。

木南 プロテクト枠はまだまだあるはずです。

久野 この馬もプロテクトだな。ふっふっふ。

木南 あの馬もプロテクトですね。へっへっへ。

高木デスク お前ら、クビになりたいのか・・・。

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