[有料]単騎先頭を望む馬が多いサウジC、しまい確実なデルマソトガケが主役
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日本から果敢に参戦したダノンプレミアム(牡5、中内田)は3着で17年朝日杯FS以来のGⅠ制覇、海外GⅠ初制覇はならなかった。JRAが不良と発表した重い馬場に苦しんだ。中団から徐々に位置を上げ、直線で大外からいったんは見せ場を作ったが逆に突き放された。
マクドナルド騎手が「道中馬場を気にする場面があった。直線を向いて手応えもあったが1 ハロン
くらいしか伸びなかった」というように敗因は明らか。それでも力を示した上位入線に、日本で見届けた中内田師は「道中や4角でも手ごたえは良くやったかと思いましたが・・・」と悔しさをにじませた。初の海外遠征を終え「日本へ帰ってきてからオーナーと相談して今後を決めたい」と先を見据えた。
勝ったのは日本の馬券で2番人気の英国馬アデイブ(騸6、Wハガス)。好位2番手から直線で抜け出し、豪GⅠ2連勝を飾った。勝ち時計は2分6秒92。内を伸びた地元のベリーエレガント(牝4、Cウォーラー)が2着に入った。
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オーストラリアの歴史に残る名馬ウィンクスの引退レースとあって、大いなる盛り上がりを見せた。レースは9頭が一団となり、6番手を追走するウィンクスが、右回りの最終コーナーから大外を通って徐々に進出。直線で先頭に立つと、楽な手応えのまま大歓声を浴びてゴール。このレース3連覇を達成した。勝ちタイムは2分2秒54。日本馬クルーガーは直線で内に潜り込んでウィンクスから1.5馬身差の2着に善戦した。3着はハートネル。ウィンクスの通算成績はこれで43戦37勝。15年5月のサンシャインコーストギニー(G3・オーストラリア)から連勝がスタート。5季にわたって重賞33連勝、うちG1・25勝という金字塔を打ち立てた。
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