日刊スポーツの競馬サイト

極ウマ・プレミアム

※楽天会員IDの新規登録もできます <【必読】決済方法別の契約期間の違い>

競馬

安藤裕のハッピー(馬)ダイアリー

安藤裕のハッピー(馬)ダイアリー

サートゥルナーリア、環境の大きな変化乗り越えたV

こんにちは。先週行われたG1皐月賞とJ・G1中山グランドジャンプは本当に見応えのあるレースだったので、この2つのレースを振り返りたいと思います。

まず、皐月賞を勝ったサートゥルナーリアについてですが、彼は皐月賞までに起こったさまざまな変化を乗り越えて今回の勝利を挙げました。さまざまな変化とは、厩舎の変化、馬の世話をする担当者の変化、騎手の変化です。文字で書くとたった3つの変化と思われるかもしれませんが、これは、人馬両方にとって大きな変化です。

また、この時期の3歳馬はまだ若く、環境の変化に敏感です。担当者の変化は、前担当者が調教師試験に合格した事で、やむを得ず起こったことでした。馬にとって大きな変化である事はもちろんですが、新たな担当者にとっても、これほどの能力を持つ馬をいきなり担当することはとても大きなプレッシャーを伴います。

しかし、これまでにも多くの優れた馬を輩出してきた角居厩舎にとっては、それほど大きな問題にはなりませんでした。なんと新たにサートゥルナーリアを引き継いだ担当者は、ドバイワールドカップでヴィクトワールピサを勝利に導いた滝川助手だったのです。今回ヴィクトワールピサに続いて2度目の皐月賞を勝った滝川助手には、改めて敬意を表したいです。また、人馬ともに素晴らしいこのコンビであれば、ダービーではさらに素晴らしいレースを見せてくれると思います。

先週行われたもう一つのG1、中山グランドジャンプでは、出走している全ての人馬が、たった1頭の最強馬を何とか負かそうと戦略を練ってこのレースに臨んでいた事が伝わってくる内容でした。スピードの緩急をつけやすい障害レースでは、飛越のスピードやスタミナ、ペースなどさまざまな隙を突いて戦略を練ることが出来るので、これほどまでに熱い戦いが見られたのではないかと思います。平成の競馬でもトップ3に入るようなベストレースだったと思いますし、ぜひ、普段競馬になじみのない方々にも観ていただきたいと思います。

今週の日曜日は、G1レースはありませんが、マイラーズCでは日本を代表するマイラーたちが阪神競馬場で激突します。とても面白いレースになると思うので、ぜひ観戦してみて下さい。先週の中山グランドジャンプのように、騎手同士の激しい駆け引きが見られるのではないかと想像しています。(レースホースホーディネーター)

皐月賞レース後のサートゥルナーリア

皐月賞レース後のサートゥルナーリア

 [2019年04月16日]

安藤裕
安藤裕
安藤裕(あんどう・ひろし) 1979年(昭54)10月19日、東京都生まれ。馬主だった父の影響で少年時代から競馬に親しむ。98年に渡英、J・ゴスデン厩舎で馬の基礎を学ぶ。その後は騎手としてアメリカ、カナダなどで騎乗したが、けがで引退し、08年に帰国。プロ野球の横浜ベイスターズで外国人選手の通訳となる。11年に株式会社FELESを設立。厩舎や牧場の調教情報を管理するシステムを取り扱うほか、外国人騎手の通訳や、海外に遠征する日本馬のサポートなど、レースホース・コーディネーターとして幅広く活躍している。ニックネームはハッピー。

写真ニュース

有料版 極ウマプレミアムを無料体験しよう!
会員登録はこちら 詳しくはこちら

お問い合わせ

03-5931-4114(平日10〜18時)

media_race@nikkansports.co.jp

◆ご注意 メールでお問い合わせの方は上記アドレスからのメールを受信できる設定にしてください。回答の返信メールが届かないケースが多く発生しております。ご注意ください。