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第97回凱旋門賞(G1、芝2400メートル、7日=パリロンシャン)は女王エネイブル(牝4)が史上7頭目の2連覇で幕を閉じた。ランフランコ・デットーリ騎手(47)は自身が持つ最多勝利記録を更新する6勝目。武豊騎手(49)が騎乗したクリンチャー(牡4、宮本)は17着と惨敗した。日本馬初制覇はまたしても来年以降へ持ち越された。

パリロンシャンに戻った凱旋門賞で連覇を果たしたエネイブルは歴史的名牝の称号を手にした。デットーリ騎手は「この凱旋門賞の前はかつてないほどナーバスになった」と明かす。それでも笑顔を振りまき、舌を出しておどけて見せ、そう思わせないあたりが「世界一」のジョッキーだ。

道中で女王のすぐ内を進んだのがクリンチャー。自身7度目の挑戦も実らなかった武豊騎手は、間近で感じたその強さに潔く脱帽するしかなかった。

武豊騎手 いい形で進めることができたけど、フォルスストレートのあたりで周りとの手応えの差を感じました。特に隣(エネイブル)が・・・。尻尾でもつかもうかなと思うくらい違った。馬場を敗因にするというのは全然ないです。みんなが同じ馬場を走っているし、勝った馬はオールウエザーでも(昨年)シャンティイでもロンシャンでも強かった。馬の状態は良かったし、無理に何かのせいにすることはない。

最後方待機から短首差2着に強襲した3歳牝馬シーオブクラスのドイル騎手は「少し追い出しを待つタイミングがあった。枠順が良ければ結果は違っていたかも」と悔やみながらも、「勝ち馬は今年2戦目。本当にすごい」とこちらも脱帽だった。ハガス師は来年も凱旋門賞に参戦する意欲を見せつつ、「ジョン(ゴスデン師)がエネイブルを引退させてくれないかな」と笑うしかなかった。

驚いたのはゴスデン師が「(11カ月ぶりの)ケンプトンの復帰戦からここまでの調整は思うようにはいかず、難しかった。今日は絶好調ではなかった」と明かしたこと。デットーリ騎手も「昨年の彼女とは違ったが、5馬身ちぎらなくても勝てればいいと思っていた」と振り返った。現役続行なら来年は史上初の凱旋門賞3連覇がかかる。レーシングマネジャーのグリムソープ氏は「(馬主の)アブドゥラ殿下次第」と話した。

底知れぬ強さを見せた名牝エネイブルと2着シーオブクラスが健在なら、来年の凱旋門賞も日本馬には厳しい戦いが待ち受けているのは間違いない。【木南友輔】

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