日本ダービー特集

日本ダービー(G1)

5月30日(日)東京競馬場2400メートル(芝)3歳オープン

日本ダービー

データ分析

4着侮るな 満点ハダル

ダービー(G1、芝2400メートル、30日=東京)

いざ、頂点へ―。月曜恒例の「データの神様」は過去10年のデータを基に、3歳馬の頂点を決めるダービーの勝ち馬を探った。前走着順など、8項目でふるいにかけて唯一残ったのは、オークスをユーバーレーベンで制したM.デムーロ騎手が騎乗する皐月賞4着馬のアドマイヤハダル(牡、大久保)だった。

アドマイヤハダル
1戦ごとに力を蓄えて一発を狙えるアドマイヤハダルが坂路を駆け上がる

 

今年の3歳馬7398頭で、たった18頭しか走れないのがダービーだ。今年は最大17頭が出走予定。幾多のハードルを越えてきた精鋭を過去10年のデータでさらにふるいにかける。

【1】皐月賞&京都新聞杯組(表1) 勝ち馬は2つのレースからしか出ていない。前走皐月賞組が8勝。京都新聞杯組が2勝。3着以内馬30頭のうち、8割を占める24頭が前走でこの2競走のどちらかを走っている。

表・ダービー前走レース別成績

【2】前走掲示板内 前走着順は上位であればあるほどいい。前走5着以内の馬で9勝。特に前走1着馬は4勝と活躍傾向だ。

【3】前走5番人気以内 全ての勝ち馬は前走で5番人気以上の支持を集めていた。最多は同1、3番人気の3勝ずつ。3歳馬の頂点を競う競走だけに、早くから水準を大きく上回る能力を示しているかが鍵だ。

【4】前走も内枠 内枠有利とされるダービー。なぜか前走でも内枠に入っていた馬が好走する。前走1~3枠だった馬だけで9勝。前走白帽1枠が3勝、同黒帽2枠が2勝、同赤帽3枠が4勝。

【5】ノーザンF生産馬 勝ち馬は5つの牧場出身馬のみ。複数回勝ったのは4勝のノーザンファーム、3勝のノースヒルズ。後者の生産馬は今年、ダービーの出走がない。

【6】デビュー6戦目(表2) 多すぎず少なすぎず。適度なキャリアがある馬がいい。ダービーまでに5戦していた馬が4勝(出走38頭)でトップ。唯一、勝率10%台に乗せている。次点は同4戦の馬が3勝。

表・ダービーキャリア別成績

【7】鹿毛馬(表3) 毛色別では鹿毛が6勝でトップ。出走87頭もぶっちぎりだが、勝ち馬も多い。それでいて単複回収率は100%超えだから優秀だ。

表・ダービー毛色別成績

【8】やや大型馬 出走馬の馬体重を400キロから20キロごとに区切ると、480~499キロの枠に収まっていた馬が5勝。出走66頭と多いが、単勝回収率173%と伏兵扱いされていた馬も勝利している。

【結 論】 多くのチェックポイントをパスしたのが、最内枠に入った皐月賞で3番人気4着と好走したアドマイヤハダルだ。ノーザンファーム出身の鹿毛馬は昨年8月の新馬戦から一戦ごとに力を蓄えて、今回が6戦目。前走482キロと適度に馬格もある鹿毛馬は、ダービーで一発を狙える。

日本ダービー(G1)過去10年間の成績

☆昨年VTR 無観客の頂上決戦。4戦無敗で皐月賞を制したコントレイルが単勝1.4倍で断然支持を集めた。ウインカーネリアンが緩い流れで隊列を引っ張り、1000メートル通過は61秒7のスロー。4角4番手のコントレイルは直線で先頭へ。皐月賞で半馬身差の接戦だった2着馬サリオスとの着差を3馬身に広げて、危なげなく2冠を達成した。レース後、福永騎手は無人のスタンドへ深々と頭を下げた。動画を見る

☆1週前コメント

アドマイヤハダル 坂路を4ハロン63秒4―14秒7で軽快に駆け上がった。谷口助手は「動きは今までで一番いい。体もしっかり使っていたし、成長と思いたい」と満足げだ。前走の皐月賞は4着だったが「いきなりあのメンバーでやれたのは、かなりの収穫」と手応えを感じている。距離延長にも「賢い馬で折り合いはつく」と不安はなさそうだ。

サトノレイナス オークスを見送った桜花賞2着サトノレイナスはウッドの八分どころを駆け抜け、4ハロン59秒9―14秒0を計時した。ほぼ15―15の調整で、国枝師は「順調だよ。落ち着いているし、問題ないよ」と牡馬撃破に態勢を整えつつある。牝馬がダービーを勝てば、37年ヒサトモ、43年クリフジ、07年ウオッカに続く史上4頭目の快挙だ。最終追い切りは2週連続でルメール騎手がまたがる。

ワンダフルタウン 5カ月ぶりだった前走の青葉賞を制したワンダフルタウンは、坂路で4ハロン58秒1―13秒0。「気分良く、真っすぐ走らせた。問題なかった。(ハミを)かんでもなかった」と西加助手も好感触だ。爪の不安で間隔が空いた前走を快勝し、今回は上積みを見込める。「あと1週間、無事にいってほしい。普通に走れば、能力は見劣らないかなと思います」と、皐月賞組らとの対決を楽しみにしていた。

ヴィクティファルス ヴィクティファルスは午前4時すぎにCウッドへ。活気ある動きを見せた。「うなってましたね。とりあえずいいフォームで走るようにやりました。落ち着いていた」と池添学師。皐月賞(9着)に続いてダービーも兄謙一騎手との〝兄弟タッグ〟で挑む。「そこは別に・・・」と笑った師は「パワフルさが出ている。無事にゲートインできるよう、気を引き締めたい」と自分の仕事に集中した。

シャフリヤール シャフリヤールはCウッドで調整した。「いいよ」と藤原英師は笑顔。毎日杯を1分43秒9のレコードで制し、一気に主役候補に浮上した。17年皐月賞馬アルアインの全弟と血統も文句なし。2カ月の間隔を取っての大一番へ「ちょっとひ弱なところがあるから、成長曲線を阻害しないような形で来た。操縦性は高い」。態勢は整いつつある。

グレートマジシャン 毎日杯2着グレートマジシャンはウッドを馬なり単走で5ハロン70秒4―13秒3を計時し、軽快な走りを見せた。宮田師は「週中にしっかり走っているので折り合い重視。リズムよく走っていた。順調に来ています」と評価した。

◆日本ダービー◆ 英国のダービーに相当する3歳馬の大レースを設け、競走体系の確立と競走馬の資質向上を図る意図から1932年に目黒競馬場で第1回が行われた。第3回の34年から東京開催。以降は距離、競馬場とも1度も変更されていない。

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