ミックファイア最初で最後の無敗Vなるか 10・1盛岡ダービーGP
「全日本的なダート競走の体系整備」により、南関東3冠が来年から中央馬も交えた日本のダート3冠に生まれ変わるが、86年に創設された岩手のダービーグランプリは、あさって10月1日をもって、その歴史に幕を下ろす。
自分がダービーグランプリの存在を認識したのは、地方競馬招待だった中山のオールカマーに岩手からスイフトセイダイが参戦した91年。まだ地方競馬のことをよく知らず、その当時、水沢で地方全国交流の3歳ナンバーワン決定戦として行われていたことは同馬の足跡で知った。89年に地元馬で初めてダービーグランプリを制覇。5歳にして初の芝だったオールカマーで5着に敗れ、デビューからの完全連対が31戦目で途切れたが、東京大賞典2年連続2着など、強烈な戦績に関心を持った。
そのスイフトセイダイも3歳の春に2着2回。これまで無敗でダービーグランプリを制した馬はいない。最後の最後に史上初の無敗での制覇が見られるのか。デビュー6連勝で「最後の南関東3冠」を制した大井のミックファイア(牡3、渡辺和)には、その期待もかかっている。【牛山基康】

26日、担当の高橋敦樹厩務員に引かれダービーグランプリの最終追い切りに向かうミックファイアと鞍上の三野宮勇補佐
[2023年09月29日]
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