次回狙おう

スムーズさ欠いて5着のインダストリアはG1級の器/弥生賞

☆インダストリア(日曜中山11R・弥生賞5着)

前半から流れに乗れず。1コーナーでは他馬を気にしていたのか「飛んでいく感じ」(戸崎騎手)で外へ膨れ、後方に下げざるを得なかった。3コーナーでは外を回って追い上げにかかるが、今度はジャスティンロックに内から出てこられてリズムを崩す。さらに4コーナーでは早めに左手前に替わり外へ張る感じ。若さ全開の走りだが、直線の坂でエンジンがかかると0秒3差まで追い上げた。まともならもっと際どい勝負になっていただろう。能力はG1でも通用する。

☆カレンシュトラウス(日曜阪神11R・大阪城S2着)

外枠ということもありポジションを取りにいかず後方へ控えた。道中は内に入れて9番手。3、4コーナーをロスなく回り、直線に向いて徐々に外へ。しっかり脚を使って半馬身差まで詰め寄ったが、先行、内有利の馬場ではこれが精いっぱい。直線は強い向かい風の中、止まりそうになりながらも集中力は切らさなかった。枠順が内で中団馬群で脚をためられたら結果も違っただろう。1戦ごとに力をつけており、このまま順調にいけば重賞でも首位争いできる。

☆ダディーズビビッド(土曜中山11R・オーシャンS4着)

どうも右回りは良くないようだ。好スタートからスピードに乗って4、5番手を追走したが、3コーナーで手応えが怪しくなる。浜中騎手が激しく手綱をしごいて追い上げるが、4コーナーでは外のマイネルジェロディにもたれる感じでスムーズさを欠いた。それでも直線の坂を上がってからジリジリと差を詰めてきたように力はある。コーナーがスムーズな左回りならもっとやれるはず。4歳馬で伸びしろは十分あり、今後が楽しみな1頭だ。

弥生賞5着に敗れたインダストリアと戸崎騎手(2022年3月6日撮影)

弥生賞5着に敗れたインダストリアと戸崎騎手(2022年3月6日撮影)

 [2022年03月08日]

水島晴之
水島晴之(みずしま・はるゆき)1960年(昭和35年)10月25日、東京都生まれ。0歳から東京競馬場で英才教育。カタカナを覚えるのは早かった。小3の時、競馬専門紙の「ダービー観戦記」に応募。佳作に選ばれスポーツ新聞の取材を受ける。15年後、その道へ。タケシバオー最強説を唱える。

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