次回狙おう

前残りの競馬を大外回って7着、ディープモンスターは東京で化ける/皐月賞

☆ディープモンスター(日曜中山11R・皐月賞7着)

スタートは五分に出たが行き脚がつかず。向正面は後方3番手を追走した。3コーナー過ぎ、残り600メートル地点から馬群の外を追い上げるも、4コーナーでは大外へ振られた。1~3着馬が馬場の内めを通ったことを考えれば、勝ち馬との0秒8差はやむを得ない部分もある。この馬自身はしっかり脚を使って伸びていた。それほど悲観する内容ではない。まだ勝負どころで「遊ぶ」若さがあり、小回りの中山、道悪も良くない。東京のような広くて直線の長いコースに替われば一変があっていい。

☆ジャスティンカフェ(土曜阪神11R・アーリントンC13着)

外枠だったが折り合いもスムーズで、位置取りも含めて4コーナーまでは理想的な競馬。直線で追いだされると反応したが、馬場に脚を取られたのか、ラスト200メートルは走りがバラバラになった。北村友騎手も「ブレーキをかける感じ」と話したように、道悪(重)が敗因とみていいだろう。良馬場ならアルメリア賞で見せた32秒台の切れる脚が使える馬。この1戦は度外視していい。重賞でもやれる能力はある。高速馬場で見直したい。

☆レピアーウィット(日曜阪神11R・アンタレスS8着)

前半1000メートル59秒2のハイペースを3番手で運んだ。向正面ではいったん息が入るも、逃げ争いを演じたメイショウカズサ、ケイアイパープルが3コーナーで失速。押し出されるように先頭へ。これが誤算だった。もう少し、馬の後ろで我慢できれば粘りも違っていただろう。強い勝ち馬の目標となり、直線は抵抗できなかった。あれが実力ではない。ただ550キロを超える大型馬でパワー型。脚抜きのいいダートより、少し時計のかかる馬場の方が合っている。

 [2021年04月20日]

水島晴之
水島晴之(みずしま・はるゆき)1960年(昭和35年)10月25日、東京都生まれ。0歳から東京競馬場で英才教育。カタカナを覚えるのは早かった。小3の時、競馬専門紙の「ダービー観戦記」に応募。佳作に選ばれスポーツ新聞の取材を受ける。15年後、その道へ。タケシバオー最強説を唱える。

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