伸びしろ大ヒートオンビート重賞でもやれる/美濃S
☆ヒートオンビート(日曜中京10R・美濃S1着)
直線で内にもたれて他馬に迷惑をかけたが、体勢を立て直して2着ネプチュナイトを差し切った。ステッキに過敏に反応するなど若いが、ゲートの出が改善し徐々に競馬を覚えてきた。父キングカメハメハ、母マルセリーナ(11年桜花賞馬)という良血で潜在能力は高い。これでオープン入りだが、まだ伸びしろはありそう。去年9月の小牧特別ではアリストテレス(AJCC勝ち)と接戦を演じており、いきなりの重賞でも目が離せない。
☆オウケンムーン(土曜東京11R・白富士S7着)
直線に向いた時の手応えは抜群だった。あとは馬群のどこを突くか。吉田豊騎手の選択は1番人気ポタジェ、4番人気ブレステイキングの後ろ。前の馬が進んでいけば、その後を追うように労せず抜けてくることができる。人気馬に付けるのはある意味、定石。ところが意外に目標の2頭がもたついた。その分、追い出しを待たされ仕掛けが遅れた。どちらかといえば徐々に加速していくタイプ。あそこがスムーズなら掲示板には載っていただろう。長期休養明けを4戦して、馬体の張り(6キロ増)も戻ってきた。そろそろ大駆けがあっていい。
☆スズジャッカル(土曜東京6R・新馬6着)
スタートは普通だが、二の脚が速くハナに立った。なかなか、いいスピードがある。道中の折り合いも良く、直線はいったん並ばれたラヴォルタ(1着)を突き放すシーンも。残り150メートルで苦しくなったが、0秒5差と大きくは崩れていない。現状は1400メートルくらいがいいかもしれないが、500キロを超える大型馬だけに、たたいた上積みは大。次走は勝ち負けになる。
ヒートオンビート(2020年6月13日撮影)
[2021年02月02日]
- 水島晴之
- 水島晴之(みずしま・はるゆき)1960年(昭和35年)10月25日、東京都生まれ。0歳から東京競馬場で英才教育。カタカナを覚えるのは早かった。小3の時、競馬専門紙の「ダービー観戦記」に応募。佳作に選ばれスポーツ新聞の取材を受ける。15年後、その道へ。タケシバオー最強説を唱える。
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