早め先頭から押し切る◎ソダシ/札幌記念
【札幌11R・札幌記念】
◎(13)ソダシ
〇(4)ラヴズオンリーユー
▲(12)ブラストワンピース
札幌記念はハービンジャー産駒が2連勝中で昨年は1、2着を占めました。3年前のモズカッチャンもタイム差なしの3着でしたし、今年も昨年の2着馬と一昨年の優勝馬が参戦しますので、今回は種牡馬ハービンジャーについて考えてみたいと思います。
平地重賞勝利(27勝)を競馬場別にしてみますと、中山が一番多く8勝。東京と京都が5勝ずつ、阪神と札幌が4勝ずつ、新潟と中京が1勝ずつで、函館、福島、小倉はまだ重賞勝ちはありません。
距離別では2000メートルが11勝と最も多く、次いで1600メートルが6勝、1800メートルが5勝、2200メートルが2勝、1400メートルと2400メートル、2500メートルは1勝のみです。中央ではダートの重賞勝ちはまだありません。
最も向いていると思われるのは中山芝2000メートルで京成杯と紫苑Sを2勝ずつしています。
展開では逃げて勝った馬は1頭もおらず、2番手から抜け出したのもドレッドノータス(京都2歳S)ブラストワンピース(毎日杯)サマーセント(マーメイドS)くらいです。世代別では初年度産駒から5年目までは毎年重賞勝ち馬を輩出していましたが現3歳、4歳世代は重賞勝ち馬が出ていません。ただ今年の2歳馬は既に5頭が勝ち上がっていて、アライバル、ミッキーブンブン、リューベック、ロードリライアブル、リブーストと全て1番人気での快勝でした。札幌芝コースではキーンランドCを除く3重賞で4勝していますので特に向く舞台なのは間違いありません。時計のかかる洋芝に加えて直線に比べてコーナー部分が長い「逆新潟」とも言えるマクリが利くコース形態が要因と考えられます。▲ブラストワンピースは一昨年は1番枠を生かし内から抜けて来ましたが、今年は12番枠に入りました。それでも元々の能力と適性は上位の存在で、例え外を回されたとしても勝ち負けに加われるとみます。前走までは1着か着外かの極端な成績でしたが、初めて3着に入ったことで少し買いやすくもなったでしょう。
◎ソダシは新馬と札幌2歳Sで1800メートルまでなら問題ないのが明らかですが、鞍上吉田隼人騎手は1コーナーまでの距離が長い2000メートルでは折り合いを付けるのが難しくなると言っています。しかも大外13番を引いてしまったので余計に不安は募りますが、秋華賞のことを考えれば弱音を吐いている場合ではないですし、52キロなら早め先頭で押し切ってもらわなければ困る相手関係とみて本命にしました。
〇ラヴズオンリーユーは京都記念、ドバイシーマC、香港QE2世Sの3戦はかなりの強さでしたが、その前を考えればいつも強いわけではないことは明らかで、アメリカ遠征前で負けられないかそれともたたきかもはっきりしないので2~3着候補にしました。
馬連(13)-(4)(12)
3連複(4)(12)(13)
3連単(13)(4)=(12)
計5点×2000円=1万円
【小倉11R・北九州記念】
◎(17)ヨカヨカ
〇(9)シゲルピンクルビー
▲(11)アウィルアウェイ
小倉競馬場は土曜日曜ともにぐずついた天候が予想されていますが、どこまで馬場が悪化するかは全くの未知数です。ただ先週は3週間のブランク前と馬場傾向が全く異なっていて圧倒的に外差し有利でした。ハンデ戦の北九州記念は例年は馬場悪化が進んだ状況での大混戦が多く見られますが、今年も同じ傾向と考えます。
◎ヨカヨカは前走は馬場が速すぎて対応出来ず1番人気を裏切って5着止まりでしたが、再度51キロの今回は外差し馬場を味方に出来るとみます。外枠17番を引いたのも、馬場のいいところを走れると考えればプラスに出そうです。
〇シゲルピンクルビーはフィリーズレビューで◎ヨカヨカを差し切っていて、ハンデも52キロなら十分軽く、馬場悪化も有利に働きそうです。前走は開幕週の札幌でゲートも悪く、直線インも全く開きませんでしたので参考外の一戦でした。
▲アウィルアウェイは昨年3着、前走高速決着のCBC賞も3着でした。昨年のスプリンターズSも最後方から3着と届かなくても馬券には絡むケースが多く、55・5キロのハンデと馬場状態は不安材料でも展開も向きそうで、3着付けにしました。ちなみにここ3年連続して11番の馬が追い込んで2~3着に入っています。
馬単(17)=(9)
3連複(9)(11)(17)
3連単(17)=(9)→(11)
計5点×2000円=1万円
2レーストータル2万円
(先週までマイナス21万2100円)
[2021年08月21日]
- 堀川一佳
- 堀川一佳(ほりかわ・かずよし)1963年(昭38)8月27日生まれ。競馬歴(観戦歴含む)44年。中学1年の秋、グリーングラスの菊花賞を見て競馬の魅力に取りつかれる。2012年のフェブラリーS(1着テスタマッタ、2着シルクフォーチュン、3着ワンダーアキュート)を当て、100万円の税金を納めた経験を持つ。2020年4〜8月に日刊スポーツ(駅売り)で、買い目数を抑えてローリスク・ハイリターンを目指すコラム「コンパクト馬券術」を連載した。
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