牝馬狙いで軽量リュヌルージュ◎/中山金杯
【中山11R・日刊スポーツ賞中山金杯】
◎(8)リュヌルージュ
〇(13)シークレットラン
▲(14)ヴァンケドミンゴ
☆(11)ディープボンド
あけましておめでとうございます、本年もお願いいたします。「一年の計は金杯にあり」と申しますが、絞って買いたい人間にとってハンデ戦の金杯のいい思い出は少なく、グリーングラス産駒のトウショウファルコとジャニスで決まった年くらいなものです。
それでも中山の金杯は私が初めて競馬場で観戦した重賞レースで、1982年高校3年の冬でした。当時の競馬場は高校生が行くような場所ではなかったですが、楽しくてこれははまりそうと思った記憶があります。その後競馬場にはあまり行かなくなりましたが、馬券を欠かしたことはありません。
予想に移りますが、今年の中山金杯は年末までのAコースからCコースになるので傾向が変わる可能性はあります。それでも時計のかかるのは同じでしょう。トレンドとして押さえておきたいのは、明け4歳世代のレベル比較と年齢にかかわらず牝馬が強いということで、現4歳世代は昨年古馬混合重賞で5勝しか出来ませんでした。これはここ6年間では最も少ない数です。ちなみに5歳世代は6勝、6歳世代は10勝、7歳世代は10勝、8歳世代は6勝、9歳世代は6勝でした(ただしその前の10歳世代は3勝、11歳世代は4勝しかしていません)。
昨年の有馬記念で3歳馬に本命対抗をつけた予想があまりにも的外れだったのは認めますが、あそこまで差があるとはとびっくりしました。ここでも☆ディープボンドやダーリントンホールが人気にはなるでしょうが、中心視は難しいとみます。牝馬は有馬記念も阪神Cもワンツー決着で、中日新聞杯も人気薄のシゲルピンクダイヤ2着と勢いは止まりません。ここは牝馬が◎リュヌルージュとロザムールの2頭で、ともに52キロですが、重賞でも2着、3着がある◎リュヌルージュに条件がそろっている感があります。
相手は中山【3・3・0・3】と走る○シークレットランで、上がりのかかる馬場なら54キロが生きるでしょう。
▲ヴァンケドミンゴは中山【0・1・1・5】ですが、全兄サンリヴァルが皐月賞2着ですので問題はないとみました。
4番手はかなり迷いましたが☆ディープボンドが56キロならそうは崩れない特性を重視しました。
他ではヒシイグアスが最も魅力的な存在でしたが、冬場での馬体減の懸念があっては苦しいでしょう。馬体増は気にしませんが馬体減は不自然だけに気にします。バイオスパークとダーリントンホールは大外枠や7カ月ぶりで買いづらいです。
馬連(8)-(13)(14)(11)
3連複(8)-(13)(14)(11)
3連単(8)→(13)(14)(11)→(13)(14)(11)、(13)→(8)→(14)(11)
計14点×800円=1万1200円
【中京11R・京都金杯】
◎(11)ボンセルヴィーソ
〇(4)ピースワンパラディ
▲(10)シュリ
かなり昔、金杯は競馬場や場外などでは東と西で相互発売をしていませんでした。同じ名前で同じ距離だったのが問題だったらしく、1996年に現在の中山金杯と京都金杯に名称が変わり、2000年から京都金杯は1600メートルになりました。ただ今年のような中京競馬場での京都金杯には違和感があります。中京開催で有利になったのは左回りのみしか経験のない〇ピースワンパラディで、中京芝1600メートルに【2・2・0・0】という記録は56キロのハンデでもあり人気になるのは仕方がないところです。
もう1頭の人気馬▲シュリも中京芝1600メートル【2・0・0・1】で同じ56キロ。安定したレース運びは〇ピースワンパラディに似ていて、この(4)(10)で堅いと考えたこともありました。
しかしここは逃げ馬不在のレース。人気馬2頭はある程度前々での競馬は出来ますが、◎ボンセルヴィーソにとっては願ってもない展開になる可能性があります。昨年は14番人気で2番手から抜け出すも3着。その後ダービー卿CTでは13番人気で2着、京成杯AHも13番人気で3着と人気薄で好走を繰り返す恐ろしい馬で、元々朝日杯FSが12番人気で3着、NHKマイルCが6番人気で3着など、いつも穴を演出して来ました。
55キロなら、7歳にして重賞初制覇の夢に賭けたいと思います。
馬連(11)-(4)(10)
馬単(11)→(4)(10)
3連複(4)(10)(11)
3連単(11)(4)(10)BOX
計11点×800円=8800円
2レーストータル2万円
(先週までプラス25万8600円)
[2021年01月04日]
- 堀川一佳
- 堀川一佳(ほりかわ・かずよし)1963年(昭38)8月27日生まれ。競馬歴(観戦歴含む)44年。中学1年の秋、グリーングラスの菊花賞を見て競馬の魅力に取りつかれる。2012年のフェブラリーS(1着テスタマッタ、2着シルクフォーチュン、3着ワンダーアキュート)を当て、100万円の税金を納めた経験を持つ。2020年4〜8月に日刊スポーツ(駅売り)で、買い目数を抑えてローリスク・ハイリターンを目指すコラム「コンパクト馬券術」を連載した。
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