キタサンブラック産駒フリーティングスピリットの20「本当にグッドルッキング」/国枝厩舎
今年もワクワクする季節になりました! 6月から始まる2歳戦を前に、東西の有力厩舎を徹底取材。「POG2022厩舎別注目2歳馬」の連載をスタートする。第1回は、昨年の最優秀2歳牡馬ドウデュースを輩出した栗東・友道康夫厩舎と、同最優秀2歳牝馬サークルオブライフを育てた美浦・国枝栄厩舎を取り上げる。
- 国枝厩舎入厩予定の本紙注目2歳馬
3冠牝馬アパパネ、史上最多の芝G1・9勝の名牝アーモンドアイを育て上げた東の名門・国枝厩舎。昨年の最優秀2歳牝馬サークルオブライフが桜花賞で4着に入るなど、毎年のようにクラシックをにぎわせる。当然、今年の2歳馬も注目される。
- フリーティングスピリットの20(牡)
まずは牡馬。皐月賞2着イクイノックスと同じ父、キタサンブラックを持つフリーティングスピリットの20(牡)は力強い腰回りで黒鹿毛が映える。国枝師は「黒くて本当にグッドルッキングホースだよね。いい顔をしている。期待大」とほれ込む。ダノンザタイガー(牡、父ハーツクライ、母シーズアタイガー)は20年セレクトセール当歳部門、2億7000万円(税抜き)の高額で落札された。母の半兄スマイリングタイガーは米G1・3勝。「順調なので早くからいける。先々楽しみですね。6月デビューもありえる」と早期始動が期待できる。
- シーザリオの20(牝)
牝馬も注目馬がひしめく。筆頭はシーザリオの20(牝、父ロードカナロア、馬名予定テンペスト)。きょうだいにエピファネイア、サートゥルナーリアなどのG1馬がいる。「シーザリオだけにいい感じ。ちゃんとしてくれば楽しみ。1600~2400メートルまでいきたいと思っている」。ソラリアの20(牝、父ロードカナロア、馬名予定フォーカルフラワー)は、G1・2着3回カレンブーケドールの半妹。「順調にきているので夏くらいかな。姉は緩みがあったけど、こっちの方がかちっとしている」。スカイラー(牝、母トレジャリング)はサクソンウォリアーの初年度産駒。父は日本生まれのディープインパクト産駒で18年の英2000ギニーなどを制した。「全体的にディープほどの軽さはないけど、いい馬」。今年もダイヤの原石がそろった。【舟元祐二】
[2022年04月19日]
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