POG2022 厩舎別注目2歳馬

良血グランヴィノス、馬主は大魔神佐々木主浩氏「雰囲気がシュヴァルグラン似」/友道厩舎

今年もワクワクする季節になりました! 6月から始まる2歳戦を前に、東西の有力厩舎を徹底取材。「POG2022厩舎別注目2歳馬」の連載をスタートする。第1回は、昨年の最優秀2歳牡馬ドウデュースを輩出した栗東・友道康夫厩舎と、同最優秀2歳牝馬サークルオブライフを育てた美浦・国枝栄厩舎を取り上げる。

友道厩舎入厩予定の本紙注目2歳馬
友道厩舎入厩予定の本紙注目2歳馬

来春も友道厩舎がクラシック戦線を席巻するか。現3歳世代は朝日杯FS勝ち馬ドウデュースを筆頭に19勝を挙げてトップタイ。先週の皐月賞は3頭出しで、友道師は「厩舎として光栄」と口にしていた。2歳馬も精鋭ぞろいだ。

坂路でキャンター調整するグランヴィノス(母ハルーワスウィート)
坂路でキャンター調整するグランヴィノス(母ハルーワスウィート)

厩舎ゆかりの良血グランヴィノス(牡、父キタサンブラック、母ハルーワスウィート)は先週13日にゲート試験をパスした。佐々木主浩オーナーの所有馬でシュヴァルグラン、ヴィルシーナ、ヴィブロスの半弟。「体がすごくいい。雰囲気がシュヴァルグランに似ている」と高評価だ。

同じ佐々木オーナーの所有馬ではガルヴァナイズ(牡、母カヴェルナ)も7日にゲート試験合格を果たした。新種牡馬リアルスティールの産駒。「大型馬で500キロぐらいあって、距離は持ちそう。それでいて重苦しさがない」。夏のデビューも視野に入れている。

スイープトウショウの20(牡)
スイープトウショウの20(牡)

スイープトウショウの20(牡、馬名予定スイープアワーズ)は現2歳世代で6頭しかいないディープインパクトのラストクロップとして注目される。「体が小さいのでゆっくりですね。成長を促しつつになりそう。走ってくるとは思います」と焦らずに育てていく。

デニムアンドルビーの20(牝、父モーリス、馬名予定デューデット)は「初子ですけどディープの子供と間違えそうなぐらい。柔らかいし体つきもディープっぽい」と期待している。ラクレソニエールの20(牡、父エピファネイア、馬名予定ルモンドブリエ)も「特に最近良くなってきた印象。距離は持ちそうで気性も問題ない」と現在急上昇中。ともに北海道でゲート試験を受ける見通しだ。

【太田尚樹】

 [2022年04月19日]

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