ロッテ吉井コーチ愛馬ヒスイクロシェット朗希になれ
プロ野球がキャンプインした。注目は最速163キロ右腕、ロッテのドラフト1位ルーキー佐々木朗希投手(18=大船渡)。「ケイバラプソディー~楽しい競馬~」では同投手の指導で脚光を浴びる吉井理人1軍投手コーチ(54)が所有する新馬を取り上げる。
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ヒスイクロシェット(牝3、相沢、父フェノーメノ)が早ければ今週末の東京ダートでデビュー戦を迎える。当初は昨年末のデビューを目指していたが、体調が整わず1度放牧。当時、吉井オーナーは「生産牧場の方がこの馬に思い入れがあって、声をかけてもらったんですよ。新種牡馬フェノーメノの子で、どんな走りするか楽しみですね」と話していた。母タイヨウノコも同じ相沢厩舎で管理され、15年1月の中山ダートの新馬戦を勝利。母に続けとばかりに期待が高まる。
競馬界だが、野球が絡む不思議な縁もある。担当するのは巨人阿部慎之助2軍監督と名前が似ている担当の鈴木慎之輔助手(37)。巨人ではなく、大のヤクルトファン。特にヤクルトに95年から3年間在籍していた吉井オーナーの大ファンでもある。元高校球児で現在も草野球で汗を流すほどの野球好きだ。調教時ではメッツ時代の吉井オーナーのレプリカユニホームを着て、仕事することもしばしばある。
「12月デビューを目指していましたが、一頓挫ありいったん放牧に出ました。1月に帰ってきてからは体もパンとして、いい休養になったと思います。まだ気性的に幼い面もありますが、走りのフォームはすごく良くなっていますよ」と成長を実感している。先週時点で400キロ超と、ダート路線を歩むには小柄な牝馬。厩舎では同助手に甘えるしぐさを見せるなど、信頼関係も日に日に増している。
吉井オーナーの所有馬では1月26日の中山5R(3歳未勝利戦、芝1600メートル)でツルネ(牝3、高橋文、父メイショウサムソン)が既走馬相手に8番人気ながら2着に好走。ロッテは「令和の怪物」ことドラフト1位ルーキー佐々木朗の入団で、同オーナーが指導するシーンが連日のようにテレビで映し出される。ダートの新馬戦は除外ラッシュだが、出走がかなえば遠く離れた沖縄・石垣島まで吉報を届けたい。
馬房内でメッツのユニホームを着てヒスイクロシェットと担当の鈴木調教助手
[2020年02月04日]
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