[有料]単騎先頭を望む馬が多いサウジC、しまい確実なデルマソトガケが主役
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レシステンシアが日本馬最高の2着に入った。大量落馬をすんでのところで避けて、直線はしぶとく伸びた。牝馬による連対確保はレース史上初の快挙でもあった。スミヨン騎手は「コーナーで内に進路を取らざるをえなかった。馬は非常によく頑張った。1400メートル以上の距離でもっといい走りができると思う」と今後の可能性にも触れた。
ロードカナロアと父子2代の連覇を狙ったダノンスマッシュは落馬事故のあおりを受け、大差の8着で引退戦を終えた。川田騎手は落馬を免れたとあり、中山競馬場で見届けていた安田隆師は「馬も人も異常はなかったと報告を受けました。ああなったら競馬にならない。大事に至らなくてよかったです」と冷静に話した。
ピクシーナイトは他馬の落馬に巻き込まれ、落馬した福永騎手が骨折するアクシデントに見舞われた。好位外にいた4角でアメージングスターが崩れ落ちると、ラッキーパッチとナブーアタックがこれに接触して落馬。あおりを受けた福永騎手は馬上から数メートルほど振り飛ばされ、馬場にたたきつけられた。香港マイルでのインディチャンプの騎乗を取りやめ、シャティン市内の病院に搬送され、左鎖骨骨折と診断された。香港ジョッキークラブは、落馬した全騎手の意識があることを発表している。
競走中止となったピクシーナイトは、所有する㈲シルクレーシングがクラブの公式ツイッターで、レース後の歩様には問題がなかったものの、時間がたつにつれ左前膝と右トモに腫れが出てエックス線検査の結果、左前膝の骨折が判明したと投稿した。また右トモは捻挫、胸前には過度な筋肉痛の症状があるという。
音無調教師は(ピクシーナイトが競走中止)「なんと言っていいのか、不可抗力なので、大変残念ですが、こればかりは仕方がないと思います」と話した。
香港スプリントが行われるシャティン競馬場について解説します。
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大外枠から中団を追走したダノンスマッシュが直線半ばで抜け出すと、半馬身のリードを守って押し切り、日本馬として2頭目の勝利を挙げた。これで2012~13年に連覇した父ロードカナロアに続く父子制覇を達成。2着は13番人気ジョリーバナー、3着には7番人気ラタンが入る大波乱の結末となった。もう1頭の日本馬タワーオブロンドンは13着に沈み、1番人気のホットキングプローンは7着だった。
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