香港スプリントG1

12月13日(日)第5R 15:40(現地時間14:40)発走 香港・シャティン競馬場
1200メートル(芝)3歳以上

龍王の子が伸びてきた。直線残り300メートル、横一線でしのぎを削る「短距離王国」香港のスプリンターたちに外からダノンスマッシュとムーア騎手が襲いかかる。残り150メートルで前に出る。鞍上のアクションに応え、後続を突き放す。12、13年に父ロードカナロアが日本馬初制覇、かつては難攻不落と言われた香港スプリントのゴールを先頭で駆け抜けた。
勝利に導いた鞍上は「枠が大外だったので、出たなりで勝負しようと思っていましたが、スタートがとても良く、道中は流れのままに良い感じで進められました。前につけていくことができましたし、最後は本当によく戦ってくれた。日本での成績を見ても、G1を勝てる力はあると思っていた。騎乗機会をいただいたことを感謝しています」と満足そうに振り返った。
昨年は出遅れて8着に敗れたが、2年連続の参戦で初のG1制覇が父子制覇の快挙。父子を管理し、この日は中山で見守った安田隆師は「親子2代制覇はすごいことで、とてもうれしいです。夢みたい。完璧に乗ってくれました」と感無量の様子で話した。ジ・エベレスト覇者クラシックレジェンド、地元の古豪ホットキングプローンが沈む大波乱の決着を見事に制した「野田重撃」。来年は高松宮記念で国内GⅠ制覇が当面の目標。気は早いが、その先には来年、父同様の香港スプリント連覇が期待される。

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2019年のVTR

最後の直線、逃げるエセロとミスタースタニングの間が開いたところを狙って、ホットキングプローンが割って入る。さらにビートザクロックが外に切り替えて差を詰め、3頭が横一線になっての攻防に。最後は鋭く伸びたビートザクロックがホットキングプローンを首差抑え1着。ダノンスマッシュは8着に終わった。