凱旋門賞G1

10月1日(日)午後11時05分(現地時間午後4時05分)発走予定 パリロンシャン競馬場
2400メートル(芝)3歳以上

世界最高峰のレース・凱旋門賞が10月1日に行われた。
日本競馬界の悲願成就は、またも来年以降に持ち越しとなった。日本から単騎参戦したスルーセブンシーズ(牝5、尾関)は4着に敗れた。後方追走から最後の直線は馬群を縫うように伸びたが、勝利には届かなかった。1969年スピードシンボリ(着外)から54年、のべ34頭目の凱旋門賞挑戦。今年も厚い壁は破れなかった。 6月の宝塚記念で、現役世界最強馬イクイノックスの首差2着に迫った。父はドリームジャーニー、祖父はステイゴールド。そのステイの産駒ではオルフェーヴル、ナカヤマフェスタがかつて凱旋門賞で2着に好走しており、血統的な期待も背負った挑戦だった。初の海外遠征に加えて、初めて58キロを背負った。それでも直線は見せ場十分の走り。ヨーロッパの強豪たちはやはり強かったが、日本が誇る“凱旋門賞血統”の片りんは示した。 鞍上のルメール騎手は、06年のプライド2着など13度目の挑戦だった。「(凱旋門賞は)フランス人としては世界一名誉な賞。いつも勝ちたいと思ってきましたし、勝たなければならないと思っています」と話していたが、今回も頂点には届かなかった。
勝ったのは今年のフランスダービー馬、1番人気のエースインパクト。鞍上のC・デムーロ騎手に導かれ、デビューから無傷6連勝での戴冠となった。

日本国内での馬券売上総額は42億629万5700円だった。

PDF出馬表

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昨年のVTR

フランケル産駒の英国牝馬アルピニスタがGⅠ6連勝を飾った。好位追走から残り300メートルで逃げるタイトルホルダーに馬なりで並びかけると、一気に突き抜けて半馬身差で勝利した。2着は仏ダービー馬のヴァデニ、3着は前年の覇者トルカータータッソだった。日本馬は過去最多となる4頭が参戦したがレース直前の雨に泣き、タイトルホルダーは11着、ステイフーリッシュは14着、ディープボンドは18着、ドウデュースは19着に敗れた。