
[有料]T・プレッチャー厩舎トリオが強力 本命は上昇著しいタピットトライス/ケンタッキーダービー
海外馬券 奥の手
世界が衝撃を受けた。年度代表馬イクイノックスがキャリア7戦目で初めて逃げの手に出た。十分に折り合い、手応え抜群で直線に。ノーステッキで後続にぐんぐん差をつけると、ゴール前では鞍上のルメール騎手は勝利を確信。最後は流す余裕を見せた。2着に3馬身半差、勝ち時計の2分25秒65はレコードだった。
初の海外挑戦でその名をとどろかせた。ルメール騎手は「最高の馬だと分かっていました。馬は良くなっていますし、どんどん自分の中でのランキングを駆け上がっています」と、その能力に胸を張った。
鞍上にとっては、特別な思いがあった。2006年のハーツクライ以来、同レース17年ぶりの勝利で同馬は今月9日に急死。日本でのG1初勝利(2005年有馬記念)をもたらした相棒だった。「ハーツクライでドバイシーマクラシックを勝ってから随分とたちますが、彼は2週間前にこの世を去ってしまいました。今日は勝って彼を追悼することができた。イクイノックスにとても感謝しています」。
木村師は「環境の変化に戸惑いを見せながらも日ごとに頑張ってくれて、良い状態でこられた。また日本に戻って元気な姿を見せられるよう頑張ります」と話した。まだ4歳。天皇賞・秋、有馬記念に続くG1を3連勝で初の海外G1勝ちは、これから始まる歴史の序章にすぎない。
■ ドバイシーマクラシックを圧勝したイクイノックスが、凱旋門賞(仏G1、芝2400メートル、10月1日=パリロンシャン)の前売り1番人気に浮上した。英国ブックメーカー王手のウィリアムヒル社は、イクイノックスのオッズを8倍の1番人気に設定。2番人気タイの14倍には昨年の英ダービー馬デザートクラウン(牡4、スタウト)、昨年凱旋門賞2着ヴァデニ(牡4、J・ルジェ)らが続いている。
海外競馬の馬券作戦を後押しするため、極ウマ・プレミアムでは、ドバイシーマクラシックのPDF出馬表を用意しました。過去のデータや記者予想など、馬券作戦にお役立て下さい。[有料]
ドバイシーマクラシックが行われるメイダン競馬場について解説します。
過去のドバイシーマクラシックからデータを取り、勝ち馬を探ります。データが導いた今年の勝ち馬とは?
前年のダービー馬シャフリヤールが勝利し、日本のダービー馬による史上初の海外G1制覇となった。C・デムーロ騎手を背に好位のインから直線で抜け出すと、さすがの瞬発力を発揮して首差でゴール。2着が1番人気でBCターフの覇者ユビアーで、3着が逃げたオーソリティだった。
海外馬券 奥の手
海外馬券的中伝 キナミの帝王
海外馬券ウエストサイドストーリー
奥野庸介の海外競馬を知ろう