ケンタッキーダービーG1

5月7日(日)7:57(現地時間 5月6日(土)18:57)発走予定 チャーチルダウンズ競馬場
ダート2000メートル 3歳

勝利したのは地元米国の4番人気メイジ(牡、G・デルガド)だった。前半は後方グループで待機。向正面からジワッと上昇して、3~4角で外からまくると、直線も外から伸びて、先に抜け出していた2着トゥーフィルズを1馬身とらえた。ケンタッキーダービー初制覇のJ・カステリャーノ騎手は勝利騎手インタビューで「神様に感謝します。夢がかないました。ポテンシャルのある馬だと思っていました。この馬を信じて乗りました」と感激していた。
日本から挑んだ挑んだデルマソトガケ(牡、音無)は6着に終わった。本来は先行脚質だが、スタートで内によれて、後手に回り、前半は中団の後ろを追走することに。3コーナーで一気にポジションを上げて、先行集団にとりついたが、直線で鋭い脚を十分に使えなかった。ルメール騎手は「いい競馬ができました。スムーズだったし、手応えも良かった。でも、直線に向いて反応が速くなかった。じりじりだった。でも、よく頑張ってくれました」と悔しさもにじませながら、愛馬の健闘をたたえた。今春は中東を転戦。サウジダービー3着の後、ドバイのUAEダービーを5馬身半差で圧勝した。勢いに乗り、日本馬初の米クラシック制覇を目指したが、夢はかなわなかった。「満足のいく結果ではなかったが、雰囲気は楽しめました。人生の中でも一番の思い出になります」と、それでも音無師の表情は晴れやかだった。

○・・・地方所属馬として初めて米3冠競走に出走したマンダリンヒーローは、12着に敗れた。スタートを決めて中団を追走。直線では伸びを欠いた。鼻差2着に惜敗したサンタアニタダービーに続く歴史的な挑戦。木村和騎手は「馬も人もすごくいい経験になりました。こうして挑戦できて誇りに思います」。藤田輝師も「残念な結果になりましたが、挑戦できてよかったです。最後まで頑張って走ってくれたので感謝しかないです」とコメント。今後は帰国し、様子を見ながら、7月12日に行われる大井のジャパンダートダービー(Jpn1、ダート2000メートル)を目指すとしている。

◆売り上げ ケンタッキーダービーの日本国内での馬券売り上げは9億2689万2600円だった。クラウンプライド(13着)が出走した昨年の10億7538万4300円から減少したが、出走取り消しによる返還分が2億2187万6600円あった。

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昨年のVTR

ブービー人気(20頭立ての19番人気)だったリッチストライクが勝利し、歴史的な大波乱となった。レース前日は補欠1番手だったが、出走取消馬が出たことで繰り上がり出走。大外枠からスタートして後方で脚をためると、直線は内の馬群から抜け出し、1番人気のエピセンターを3/4馬身かわしてゴール。重賞初勝利がケンタッキーダービーという劇的Vを果たした。なお、日本馬のクラウンプライドは13着に終わった。