ケンタッキーダービーG1

泥んこ馬場で行われた米3冠競走初戦はF・プラ騎手騎乗の伏兵カントリーハウス(牡、W・モット)が制した。4戦無敗馬マキシマムセキュリティが逃げ切って1位入線したが、直線入り口で同馬が外にふくらんだ場面に対して2位入線馬カントリーハウス陣営が異議申し立て。レース終了から約25分後、最先着馬が17着降着処分となり、中団外からめげずに脚を伸ばしたカントリーハウスが1着に繰り上がった。
1位入線馬が降着処分を受けたのは145回目を迎えたケンタッキーダービーで初の珍事。逆転戴冠を果たしたF・プラ騎手は「言葉になりません・・・」と喜びをかみしめた。W・モット師は「決定が出るまでに長い時間がかかったけど、待ったかいがあった。全員が喜んでいい勝利だ」と語った。2着はコードオブオナー、3着はタシトゥス、日本産馬として初めて同レースに出走したマスターフェンサー(牡3、角田)は道中最後方から最後の直線で内から追い込んで日本馬過去最高の6着に健闘した。国内で発売された3連単の配当は1629万8210円でJRA発売の海外レース最高配当。売り上げは4億5856万600円だった。

マスターフェンサー角田師 前走より体もふっくらして、本当にたくましい馬だなと思いました。あとは馬が無事で、次のレースに向かうことが出来ればと思っています。

マスターフェンサー騎乗のルパルー騎手 過去のレースを見てスタートが遅いのは把握していましたし、このようなレースになるのも分かっていました。最後は非常に良い脚を使ってくれました。この馬場、競馬場も合いますし、距離が延びても良いと思います。

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2018年のVTR

 記録的な大雨の中で行われた米3冠初戦は全馬が横並びのスタート。プロミセスフルフィルドがハナに立ち、ジャスティファイがすぐ後ろの2番手を確保する。1角までには縦長の隊列となり、後続は早くも泥をまとう消耗戦の様相。3角を迎えるころにはジャスティファイがじんわり先頭に押し上げて、早めのスパートを仕掛ける。直線に入っても脚色は衰えることなく、きれいな勝負服のままゴールを駆け抜けた。勝ち時計は2分4秒20。3歳デビュー馬は1882年1着馬アポロ以来、史上2頭目の優勝となった。2着には2歳王者グッドマジック、3着にはオーディブルが入った。

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