インターナショナルSG1

シュヴァルグラン(牡7、友道)の英国2戦目は持ち味を発揮することなく終わった。スタートを決めたが、挟まれる形で中団に。ペースが落ち着き、上がり勝負になり、武器のスタミナを生かすことができなかった。9頭立ての8着。2戦連続で騎乗したマーフィー騎手は「ペースがそこまで速くなかったので、厳しかった。皆様が期待していた結果ではありませんでしたが、またトライします」と振り返った。

英国初戦のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(6着)は渋った馬場に苦戦したが、今回は良馬場。条件は絶好だった。友道師は「天候も馬場も良くて、すごく期待していたので残念な結果で申し訳なかったですが、また次のチャレンジをしていきたいと思います」と前を向いた。

アイルランドのジャパン(牡3、A・オブライエン)がパリ大賞に続くG1連勝を飾った。勝ちタイムは2分7秒77。ムーア騎手を背にゴール寸前でロンジンワールドベストレースホースランキング1位のクリスタルオーシャンに頭差の差し切り。同騎手は「クリスタルオーシャンが強敵なのは分かっていましたが、負かすことができました。素晴らしいパフォーマンスでした」と振り返った。今レース6勝目のA・オブライエン師は「今年初戦のダンテSから英ダービー、アスコット(キングエドワード7世S)、パリ大賞と彼はどんどん良くなっています」と喜びを隠さなかった。

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2018年のVTR

上位人気が確実視されていたクラックスマンが、当日の馬場状態を理由に出走を取り消し8頭立てのレースになったが、G1馬が7頭という超豪華メンバーがそろった。1番人気はキングジョージ6世&クイーンエリザベスS→前走プリンスオブウェールズSとG1を2連勝中のポエッツワード。2番人気は前走エクリプスSでG1初制覇を飾ったロアリングライオン。日本生まれのディープインパクト産駒で、イギリスG1を2勝したサクソンウォリアーが3番人気で続いた。レースは道中で5番手につけたロアリングライオンが最後の直線半ばで抜け出し、前が開かずにもがくポエッツワードに3馬身4分の1差をつけ快勝。3着は最後方待機から追い込んだ唯一のG1未勝利馬・サンダリングブルーで、サクソンウォリアーは5馬身差の4着に完敗した。

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