2021ブリーダーズカップ特集

米国競馬の祭典で、歴史が動いた。ディープインパクト産駒ラヴズオンリーユー(牝5、矢作)と川田将雅騎手(36)が日本初の快挙を達成した。好位からゴール前で抜け出して殊勲のV。84年創設のブリーダーズC(BC)で日本人騎手、日本調教馬の勝利はいずれも史上初。3レース後の「砂の女王決定戦」BCディスタフ(ダート1800メートル)では同じ矢作厩舎のオルフェーヴル産駒マルシュロレーヌ(牝5)が日本馬初の米ダートG1制覇を果たした。オイシン・マーフィー騎手(26=アイルランド)を背に、出走11頭中9番人気で単勝49・9倍の低評価を覆し、後方から大外をまくって押し切った。BCフィリー&メアターフ、BCマイル、BCターフの3競走合計の売り上げは13億3095万2400円だった。内訳はフィリー&メアターフが4億2220万7300円、BCマイルが3億6269万9900円、BCターフが5億4604万5200円。