今週の注目レース
フィーチャー
過去10年の成績
2020年 クロノジェネシス

1番人気クロノジェネシスが、史上2頭目の宝塚記念連覇を果たした。最後の直線で鋭く脚を伸ばし、坂を駆け上がった後に一気に抜け出した。昨年の有馬記念と合わせ、グランプリ3連覇の偉業も達成。宝塚記念連覇は13、14年ゴールドシップ以来。グランプリ3連覇はスピードシンボリ、グラスワンダーに次ぎ史上3頭目の快挙だった。2馬身半差の2着は7番人気ユニコーンライオン。3着は首差で2番人気レイパパレが入った。
2020年 クロノジェネシス

雨はあがったものの、稍重馬場で行われた。レースは中団を追走した2番人気クロノジェネシスが、外をまくりぎみに追い上げ直線で楽々と突き抜けると、後続に6馬身差をつけ圧勝した。2着は6番人気キセキが入り、3着は5馬身差で12番人気モズベッロ。1番人気に支持されたサートゥルナーリアは4着に敗れた。
2019年 リスグラシュー

前半1000メートル通過は60秒0というスローペース。1番人気キセキがマイペースで引っ張り、1馬身差で3番人気リスグラシュー。差がなく6番人気スワーヴリチャード、アルアインという隊列だった。直線に入ると外からリスグラシューが並びかけ、残り200メートルで先頭に立つと、そのままリードを広げ3馬身差でゴール。2着には逃げたキセキが、さらに2馬身差3着にはスワーヴリチャードが残った。
2018年 ミッキーロケット

稍重で迎えた一戦はサイモンラムセスの逃げで始まった。ファン投票1位、1番人気のサトノダイヤモンドはスタートでいったん下げたものの、向正面でポジションを上げて、4コーナーでは先頭に並びかける。しかし、直線抜け出したのはファン投票28位、7番人気のミッキーロケット。鞍上の和田騎手がしぶとく伸びる特性を引き出し、素晴らしい末脚で追い込んできた香港馬ワーザーをクビ差振り切って勝利した。
2017年 サトノクラウン

ファン投票1位、単勝1.4倍のキタサンブラックが大本命に推された。まず、シュヴァルグランの逃げにシャケトラが続き、その後にキタサンブラックがいつものように好位追走。そのままトップに出て押し切るかと思われたが、4コーナーで、キタサンブラックをマークしていたサトノクラウンがトップに躍り出た。直線で後退するキタサンブラック。一方、粘るゴールドアクター、追い込んできたミッキークイーンをねじ伏せて、サトノクラウンがゴールを駆け抜け、国内G1を初めて制覇した。
2016年 マリアライト

キタサンブラックが緩みのないペースで先行。後続になし崩しに脚を使わせる逃げで後続を翻弄(ほんろう)する。しかし中団やや後ろあたりで脚をためていたマリアライトが、3~4角から徐々に進出。直後にいた1番人気の前年2冠馬ドゥラメンテも、それに合わせるように動きだす。直線の坂を駆け上がって逃げ込みを図るキタサンブラックに、マリアライトとドゥラメンテが襲いかかる。最後はマリアライトがドゥラメンテを首差抑え込み、2分12秒8で05年スイープトウショウ以来の牝馬制覇を果たした。
2015年 ラブリーデイ

スタート時点でゴールドシップのJRA・G1、3連覇は夢と消えた。ゲート内で立ち上がり10馬身ほどの大出遅れ。ハナを切ったのはレッドデイヴィスで、2番手にはラブリーデイが付けていた。直線に向くとラブリーデイが先頭へ立って坂を駆け上がったところで、外からデニムアンドルビー、内からショウナンパンドラが伸びてきた。前半のペースは遅かったが、結果的に先行勢が馬群に沈む流れの中、道中前々で立ち回ったラブリーデイが2頭の差し脚をしのぎ切り、うれしいG1初制覇を果たした。2着はデニムアンドルビーで馬主・金子真人HDのワンツーとなった。
2014年 ゴールドシップ

史上初の宝塚記念連覇を目指したゴールドシップが後方。だが、ホームでは早くも上昇し、1角では4番手の外に。直線では逃げたヴィルシーナにフェイムゲームが並びかけ、外からカレンミロティックが猛追、さらに外をゴールドシップが伸び快挙を達成した。
2013年 ゴールドシップ

ジェンティルドンナ、ゴールドシップ、フェノーメノが3強。天皇賞・春で後方から伸びなかったゴールドシップを内田博騎手は押して4番手につけさせた。直線では2番手からダノンバラードが抜け出したが、ゴールドシップがとらえて独走し、3馬身半差で圧勝した。
2012年 オルフェーヴル

阪神大賞典で逸走、天皇賞・春を惨敗しながら1番人気に推されたオルフェーヴルが、道中スムーズに追走し、直線は本来の末脚を存分に発揮。追い込んできたルーラーシップに2馬身差をつける完勝で、フランス凱旋門賞に向けて弾みをつけた。
歴代優勝馬
回(年) | 優勝馬名 | 騎手 |
---|---|---|
第62回(2021) | クロノジェネシス | C.ルメール |
第61回(2020) | クロノジェネシス | 北村友一 |
第60回(2019) | リスグラシュー | D.レーン |
第59回(2018) | ミッキーロケット | 和田竜二 |
第58回(2017) | サトノクラウン | M.デムーロ |
第57回(2016) | マリアライト | 蛯名正義 |
第56回(2015) | ラブリーデイ | 川田将雅 |
第55回(2014) | ゴールドシップ | 横山典弘 |
第54回(2013) | ゴールドシップ | 内田博幸 |
第53回(2012) | オルフェーヴル | 池添謙一 |
第52回(2011) | アーネストリー | 佐藤哲三 |
第51回(2010) | ナカヤマフェスタ | 柴田善臣 |
第50回(2009) | ドリームジャーニー | 池添謙一 |
第49回(2008) | エイシンデピュティ | 内田博幸 |
第48回(2007) | アドマイヤムーン | 岩田康誠 |
第47回(2006) | ディープインパクト | 武豊 |
第46回(2005) | スイープトウショウ | 池添謙一 |
第45回(2004) | タップダンスシチー | 佐藤哲三 |
第44回(2003) | ヒシミラクル | 角田晃一 |
第43回(2002) | ダンツフレーム | 藤田伸二 |
第42回(2001) | メイショウドトウ | 安田康彦 |
第41回(2000) | テイエムオペラオー | 和田竜二 |
第40回(1999) | グラスワンダー | 的場均 |
第39回(1998) | サイレンススズカ | 南井克巳 |
第38回(1997) | マーベラスサンデー | 武豊 |
第37回(1996) | マヤノトップガン | 田原成貴 |
第36回(1995) | ダンツシアトル | 村本善之 |
第35回(1994) | ビワハヤヒデ | 岡部幸雄 |
第34回(1993) | メジロマックイーン | 武豊 |
第33回(1992) | メジロパーマー | 山田泰誠 |
第32回(1991) | メジロライアン | 横山典弘 |
第31回(1990) | オサイチジョージ | 丸山勝秀 |
第30回(1989) | イナリワン | 武豊 |
第29回(1988) | タマモクロス | 南井克巳 |
第28回(1987) | スズパレード | 蛯沢誠治 |
第27回(1986) | パーシャンボーイ | 柴田正人 |
第26回(1985) | スズカコバン | 村本善之 |
第25回(1984) | カツラギエース | 西浦勝一 |
第24回(1983) | ハギノカムイオー | 伊藤清章 |
第23回(1982) | モンテプリンス | 吉永正人 |
第22回(1981) | カツアール | 樋口弘 |
第21回(1980) | テルテンリュウ | 西浦勝一 |
第20回(1979) | サクラショウリ | 小島太 |
第19回(1978) | エリモジョージ | 福永洋一 |
第18回(1977) | トウショウボーイ | 武邦彦 |
第17回(1976) | フジノパーシア | 大崎昭一 |
第16回(1975) | ナオキ | 佐々木昭次 |
第15回(1974) | ハイセイコー | 増沢末夫 |
第14回(1973) | ハマノパレード | 田島良保 |
第13回(1972) | ショウフウミドリ | 松本善登 |
第12回(1971) | メジロムサシ | 横山富雄 |
第11回(1970) | スピードシンボリ | 野平祐二 |
第10回(1969) | ダテホーライ | 宇田朋彦 |
第9回(1968) | ヒカルタカイ | 野平祐二 |
第8回(1967) | タイヨウ | 内藤繁春 |
第7回(1966) | エイトクラウン | 内藤繁春 |
第6回(1965) | シンザン | 栗田勝 |
第5回(1964) | ヒカルポーラ | 高橋成忠 |
第4回(1963) | リユウフオーレル | 宮本直 |
第3回(1962) | コダマ | 栗田勝 |
第2回(1961) | シーザー | 伊藤修司 |
第1回(1960) | ホマレーヒロ | 近藤武夫 |