今週の注目レース
フィーチャー
過去10年の成績
2022年 ジャンダルム

8番人気の7歳馬ジャンダルムが念願のG1初勝利を決めた。ロスなく3番手から抜け出すと首差で押し切りV。母は02年の優勝馬ビリーヴで、史上初の母子制覇達成となった。鞍上の荻野極騎手にとってもうれしいJRA・G1初制覇。2着は7番人気のウインマーベル。
2021年 ピクシーナイト

好位を追走した3番人気ピクシーナイトが、最後の直線で力強く抜け出しG1初制覇を飾った。福永騎手、音無師ともにこのレースは初勝利。2馬身差の2着は2番人気レシステンシア、3着は頭差で10番人気シヴァージが入った。1番人気に支持されたダノンスマッシュは6着に敗れた。
2020年 グランアレグリア

予想どおり2番人気のモズスーパーフレアがハナを奪い、前半3ハロン32秒8のハイペースを演出。リードを1馬身取り直線を向いたモズスーパーフレアだったが、坂を駆け上がったところで脚色が鈍る。そこで後方2番手を追走した1番人気グランアレグリアが、大外から強烈な末脚でまとめて交わすと、2馬身突き抜け快勝。前走・安田記念に続きG1・3勝目を飾った。2馬身差の2着には3番人気ダノンスマッシュ。3着は半馬身差で10番人気アウィルアウェイが入った。
2019年 タワーオブロンドン

2番人気タワーオブロンドンが、好スタート後に下げて中団を追走。直線に入ると外から豪快に伸びて、逃げ込みをはかる3番人気モズスーパーフレアを差し切りG1初制覇を飾った。勝ち時計は1分07秒1。ルメール騎手はこのレース初勝利で、藤沢和師は97年のタイキシャトル以来の2勝目。半馬身差の2着はモズスーパーフレア。1番人気のダノンスマッシュは内に閉じ込められ、勝負どころではタワーオブロンドンにフタをされてしまい、モズスーパーフレアから首差の3着に終わった。
2018年 ファインニードル

川田騎手騎乗のファインニードルが人気にこたえ、スプリントG1春秋制覇を果たした。台風接近の影響でレースは雨の中、やや重の馬場で行われた。前半600メートル通過が33秒0というハイペースの中、中団を追走。直線に入ると馬場の外めから力強く脚を伸ばし、粘るラブカンプーをゴール前で差し切った。勝ち時計は1分8秒3で、高松宮記念に続いてG12勝目となった。2着は2番手で粘った11番人気のラブカンプー、3着は13番人気のラインスピリットが入った。
2017年 レッドファルクス

逃げたワンスインナムーンが作り出した前半3ハロンは、33秒9と落ち着いたペース。前残りの展開と思われたが、直線で中団後方から馬群を割ってグングン伸びたのがレッドファルクス。内ラチ沿いからレッツゴードンキが逃げるワンスインナムーンを捉えたその瞬間、外から芦毛の馬体が33秒0の豪脚で一気に突き抜けた。勝ちタイムは1分7秒6。最強スプリンターの座を証明した。
2016年 レッドファルクス

高松宮記念を制し、スプリントG1春秋制覇を目指すビッグアーサーが1番人気に推されたが、最内枠が災いし直線は前が壁になり失速。逃げた高松宮記念2着ミッキーアイルが粘り込みを図るところを、道中は中団から運んだレッドファルクスが、坂を上がり切ったところから一気に加速。ミッキーアイルを頭差捉えたところがゴールだった。3着は内の狭いところから伸びたソルヴェイグが入った。
2015年 ストレイトガール

ハナを切ったのは一昨年の2着馬ハクサンムーン。それを交わしてラスト1ハロンで高松宮記念3着ミッキーアイルが先頭へ。中団にいたストレイトガールはそこで一瞬前が詰まったが何とかこじ開け、ラスト100メートルで一気に加速すると、サクラゴスペル以下を振り切った。
2014年 スノードラゴン

史上2度目の新潟開催は、残り100メートルまで大混戦。ベルカントが内を突き、真ん中でグランプリボスが抜け出しを図る。ストレイトガールとレッドオーヴァルも迫ったが、最後は外から抜け出した伏兵・スノードラゴンがまとめて差し切った。
2013年 ロードカナロア

ロードカナロアが1.3倍で圧倒的1番人気。レースは前哨戦のセントウルSで、カナロアを相手に逃げ切ったハクサンムーンがペースを握ったが、好位勢の後ろにつけたカナロアが差し切り快勝。史上2頭目の連覇と、短距離G1(マイル以下)5勝目を達成した。
歴代優勝馬
回(年) | 優勝馬名 | 騎手 |
---|---|---|
第56回(2022) | ジャンダルム | 荻野極 |
第55回(2021) | ピクシーナイト | 福永祐一 |
第54回(2020) | グランアレグリア | C.ルメール |
第53回(2019) | タワーオブロンドン | C.ルメール |
第52回(2018) | ファインニードル | 川田将雅 |
第51回(2017) | レッドファルクス | M.デムーロ |
第50回(2016) | レッドファルクス | M.デムーロ |
第49回(2015) | ストレイトガール | 戸崎圭太 |
第48回(2014) | スノードラゴン | 大野拓弥 |
第47回(2013) | ロードカナロア | 岩田康誠 |
第46回(2012) | ロードカナロア | 岩田康誠 |
第45回(2011) | カレンチャン | 池添謙一 |
第44回(2010) | ウルトラファンタジー | H.ライ |
第43回(2009) | ローレルゲレイロ | 藤田伸二 |
第42回(2008) | スリープレスナイト | 上村洋行 |
第41回(2007) | アストンマーチャン | 中舘英二 |
第40回(2006) | テイクオーバーターゲット | J.フォード |
第39回(2005) | サイレントウィットネス | F.コーツィー |
第38回(2004) | カルストンライトオ | 大西直宏 |
第37回(2003) | デュランダル | 池添謙一 |
第36回(2002) | ビリーヴ | 武豊 |
第35回(2001) | トロットスター | 蛯名正義 |
第34回(2000) | ダイタクヤマト | 江田照男 |
第33回(1999) | ブラックホーク | 横山典弘 |
第32回(1998) | マイネルラヴ | 吉田豊 |
第31回(1997) | タイキシャトル | 岡部幸雄 |
第30回(1996) | フラワーパーク | 田原成貴 |
第29回(1995) | ヒシアケボノ | 角田晃一 |
第28回(1994) | サクラバクシンオー | 小島太 |
第27回(1993) | サクラバクシンオー | 小島太 |
第26回(1992) | ニシノフラワー | 河内洋 |
第25回(1991) | ダイイチルビー | 河内洋 |
第24回(1990) | バンブーメモリー | 武豊 |
※1990年にG1に格付け。02、14年は新潟で施行。