松浦師の馬づくりはOne for all,all for one

20日開幕のラグビーワールドカップ(W杯)まであと4日。8月12日付で大井・松浦裕之調教師(47)の「ラグビー愛」をお届けした。日本代表8強入りの願いを込めて再登場。

松浦師のラグビー好きは趣味の1つ(相当に比重の高い)だが、「ラグビー精神」は、本業の馬作りにも生きている。

このスポーツの神髄を示す言葉に「One for all all for one」がある。ワントライを取るために、みんなが心を1つにする。

「馬を育てる、走らせるのも同じなんです」。表に出るのは調教師や騎手でも、その陰で何人もが、それぞれの役割を果たし、いい馬を育てていくのが競馬。「1つの目的に向かって、チームワークが大切なことに変わりはありません」。

15年W杯。日本は数段格上の南アフリカを初戦で倒した。選手がそれぞれの役割に徹し、ひたむきにゴールラインを目指した。「何度もあの試合の録画を見ます。勝利を決めたあのシーンを見るたびに涙しています」。

今大会で期待する選手を尋ねた。「それはどの選手にも活躍してほしいけど、誰か、と言われたら、松島(幸太朗)と姫野(和樹)かな。姫野のツイッターをよく見ているんです」。

身を震わせる日々が間もなくやってくる。悲願のベスト8進出を見届け、松浦師と抱擁を交わしたい。【今西和弘】

2011年W杯のジャージを着た松浦師
2011年W杯のジャージを着た松浦師