ばんえいの迫力味わって

先週木曜から変則開催の川崎は、時節柄、夏休みイベントが毎日行われている。22日と23日は「ばんえい競馬」に関するさまざまな催しがある。詳細は別掲のイベント紹介を参照していただいて、ばんえい競馬についてちょっと・・・。

ばんえい競馬は、農耕用に育てられたばん馬(体重1トン前後)による競走。普通の競馬のように騎手が馬に騎乗するのではなく、およそ1トン近い重量物を乗せたソリに騎手が乗り、途中に障害が2カ所(高さ1メートル、1・6メートル)ある直線約200メートルのコースで勝敗を競う。どの障害をどのように越すか、どこでスパートをかけるかなど、駆け引きもあり、その力強さが見どころ。

もともとは明治時代後期から、北海道開拓民の娯楽として楽しまれてきた。公営競技としては1946年(昭21)から旭川市、岩見沢市、帯広市、北見市などで行われてきた。その後、曲折を経て、現在では帯広のみの開催となっている。費用、収益等の問題があり、その将来は決して楽観を許さないが、世界で唯一のもの。貴重な馬文化として存続を願う。

ばんえい競馬を描いた映画「雪に願うこと」(根岸吉太郎監督、06年)は、同年のJRA馬事文化賞に選ばれている。

夏休みに北海道旅行を計画しているファンはぜひ帯広に出掛け、ばんえい競馬の迫力を味わって。毎週、土・日・月に開催している。【今西和弘】