中央&ドバイ登録モジアナ“吉報”待つ

日本馬が招待されなかった昨年のコリアスプリント(韓国G1、ダート1200メートル)を1番人気で制した韓国馬ブルーチッパー(せん5、キム・ヨングァン)。その次走、米遠征のBCダートマイル(G1、ダート1600メートル)で3着に健闘したことは当コラムでも伝えた。現在はドバイに遠征中。2月29日キングアブドゥラジズのサウジC(ダート1800メートル)、リヤドダートスプリント(ダート1200メートル)にも登録しているが、当面の目標はどうやら3月28日メイダンのゴドルフィンマイル(G2、ダート1600メートル)になりそうだ。

そんなわけで個人的に注目していたゴドルフィンマイルに日本馬の1頭として大井のモジアナフレイバー(牡5、福永)が登録した。帝王賞5着、南部杯4着、東京大賞典3着と着実にステップアップしてきた生え抜きの地方馬。2月23日東京のフェブラリーS(G1、ダート1600メートル)にも登録するという福永敏師は「オーナーとは父(義父の二三雄師)の時から『地方から中央にチャレンジするような馬を』と話していて、そういう可能性のある馬に出会えた。ゲートに不安はありますが、馬の状態のいい時に(中央に)行きたいというオーナーの希望もあるので。ドバイは僕が登録しました」。どちらも出走できるかはまだ不透明だが、挑戦決定の日を楽しみに待ちたい。【牛山基康】

ゴドルフィンマイルに登録したモジアナフレイバー
ゴドルフィンマイルに登録したモジアナフレイバー