思い切り乗ってほしい◎タイトルホルダー/菊花賞

【阪神11R・菊花賞】

◎(3)タイトルホルダー

〇(18)オーソクレース

▲(5)レッドジェネシス

☆(14)ステラヴェローチェ

関東馬に分が悪いG1レースはかなり数多く存在します。特にダートG1は苦しい闘いが続いていて、フェブラリーSはG1昇格後24回で4勝、チャンピオンズCはJCダート時代を含めて21回で3勝しかしていません。次に少ないのが秋華賞で先週を含めて5勝。次がジャパンCで関東馬が6勝、関西馬20勝、外国馬10勝となっています。桜花賞と菊花賞と宝塚記念はG1制定後で区切ると8勝ずつしかしていません。

菊花賞は全81回で関東35勝、関西46勝なので1983年より前は関東27勝、関西17勝だったことになり最近の劣勢ぶりが目立ちます。ここ10年は特に厳しく1勝(フィエールマン)3着2回(ゴールドアクター、サトノフラッグ)しかありません。菊花賞での関東馬のワンツー決着は1985年以来35年間なく、桜花賞では1980年から41年関東馬の1、2着がありません。

ただ今年は少し流れが変わっていてG1消化14戦中関東馬のワンツーが5回(皐月賞、NHKマイルC、オークス、安田記念、秋華賞)、関西馬のワンツーが5回(高松宮記念、大阪杯、天皇賞・春、宝塚記念、スプリンターズS)、勝ち数も7勝ずつでほぼ互角の闘いを繰り広げています。データを重視すれば35年も来ていない関東馬のワンツーなどとても買えないでしょうが、確率論で考えればそろそろ来てもおかしくないはずで、私は常にデータの逆を行きたい方でもあるのであえて関東馬の1、2着固定で行きたいと思います。

◎タイトルホルダーは金曜日の日刊スポーツ紙面に詳しく載っていますが、生産者岡田牧雄氏の菊花賞に懸ける意気込みがすさまじく1ハロン12秒のペースで逃げてほしいとまで言っています。そうすると3000メートルで3分ちょうど。ナリタトップロードのレコードが3分2秒5なのでさすがに無理があるでしょうが、積極的に乗らなければならないという意思は伝わって来ます。先行したいだけに枠も絶好ですし、切れ味勝負にならない阪神の重い芝も合っているでしょう。菊花賞は逃げ切りが難しいレースでセイウンスカイ以来24年逃げ切りはありません。ただ最内枠にワールドリバイバルがいるのは2番手からレースを組み立てるのには最適とも考えられます。相手に合わせず自分で動かなければセントライト記念の二の舞になるという教訓を持って、横山武騎手には思い切り乗ってほしいです。

〇オーソクレースは大外18番を引いて楽な競馬は望めませんが、母マリアライトが宝塚記念を勝った時も8枠16番だけに克服可能とみたいです。ルメール騎手は昨年のアルゼンチン共和国杯でもオーソリティで大外18番で勝っていますので問題ないでしょう。母はディープインパクト産駒ながら時計のかかる芝を得意としていて、父は不良馬場の菊花賞で5馬身ちぎったエピファネイアとなればスタミナには自信があるはずです。

▲レッドジェネシスは☆ステラヴェローチェに神戸新聞杯で半馬身差し切られましたが、重馬場適性では半馬身以上の差があったと考えれば良馬場の今回逆転は可能だと考えました。母の父ストームキャットではリアルスティールが菊花賞で2着しているので不安にはならないでしょう。

☆ステラヴェローチェは皐月賞(6番人気)、ダービー(9番人気)ともに3着。今回は1番人気となれば立場は大きく違います。ゴスホークケンのおいという血統からは3000メートル向きとはとても思えませんが、現代の競馬では距離適性はみんな似たり寄ったりなので割り引く材料にはならないかもしれません。鞍上吉田隼騎手は菊花賞で2着、3着があって長距離は得意ですが、先週からの流れがあまり良くないのは気がかりです。

馬連(3)(18)

3連複(3)(18)-(5)(14)

3連単(3)(18)(5)、(3)(18)(14)

計5点×3000円=1万5000円

【東京11R・ブラジルC】

◎(10)スウィープザボード

〇(1)ヒロイックテイル

▲(16)ハヤヤッコ

芝では短距離を中心に好成績を収めている3歳馬ですが、ダートではあまりいいところがなくシリウスSもグリーンチャンネルCも1番人気の3歳馬が敗れました。それでもここはハンデ戦でさほど魅力的な馬がいないので53キロの◎スウィープザボードを本命にします。10番人気の前走レパードSは外枠が良かったのかメイショウムラクモには離されたものの2着好走。中京で4馬身差で快勝しているように左回りは走ります。

56キロ〇ヒロイックテイルは東京ダート2100メートル【3・0・0・1】、前走は1番人気を裏切りましたが逃げられなかったのが敗因。ここはそう行く馬もいないのでスンナリした競馬が見込めそう。◎と同格の対抗にしました。

▲ハヤヤッコは東京ダート2100メートル【2・0・0・1】、追い込み一手なので先行する〇ヒロイックテイルと並び立つかは微妙ですが、大外からでも地力で押し上げては来るとみます。

馬単(10)=(1)

3連複(1)(10)(16)

3連単(10)(1)(16)、(1)(10)(16)

計5点×1000円=5000円

2レーストータル2万円

先週までマイナス31万1700円(回収率71・1%)