良血、ゆかりの血統、クラシック狙える注目馬がずらり/友道厩舎
<栗東・友道厩舎>
好評「POG2021 厩舎別注目2歳馬」の4回目は、16年マカヒキ、18年ワグネリアンでダービーを制している栗東・友道厩舎を取り上げる。先週3勝でリーディング首位に立った名門は、2歳世代も目移りするラインアップ。良血馬、ゆかりの血統など注目馬ばかりだ。
- 友道厩舎入厩予定の日刊スポーツ注目2歳馬
ダービー2勝を誇る友道厩舎は、毎年のように有力馬をクラシックに送り出す。今年もヨーホーレイク、レッドジェネシスの2頭がダービーに、ニーナドレスがオークスに出走を予定している。
- クロウキャニオンの19
2歳馬も豪華だ。半兄にそのヨーホーレイクや、弥生賞勝ちのカミノタサハラがいるクロウキャニオンの19(牡、父キングカメハメハ、馬名予定ダンテスヴュー)には、友道師が「キンカメっぽくない軽い感じがあり、走りもいい。ここ2、3カ月でグッと良くなってきたし、クラシックを意識したい」と高評価。順調なら夏にデビュー予定だ。
クルソラの19(牡、父ハーツクライ、馬名予定セレシオン)は半姉に15年桜花賞2着、オークス3着のクルミナルがいる。「性格がきついらしいけど、動きはすごくいいみたい。すごくいい体をしているし、距離ももちそう」。デビューは秋になりそうだ。
- マンデラの19
マンデラの19(牝、父ロードカナロア、馬名予定ショショローザ)も注目の良血。半兄に、今年の天皇賞・春を制したワールドプレミア、12年皐月賞2着ワールドエース、昨年のダービー3着ヴェルトライゼンデがいる。「牝馬にしては小さくなく、カナロアっぽい。ワールドプレミアとは全然違う。マイルあたりのイメージ」と描く。
アドマイヤミヤビの19(牝、父ロードカナロア、馬名アドマイヤラヴィ)は「生まれた時は小さかったけど、大きく成長して動きもいい」。スタセリタの19(牝、父フランケル、馬名スタニングスター)は、G1・2勝ソウルスターリングの全妹で「いい体をしているし、スピードがありそう」と評価。母も友道厩舎で活躍したヴィルシーナの19(牝、父キングカメハメハ、馬名予定グラヴィタス)は「牝馬にしてはいい体をしている。これは走ってくると思う」と期待の1頭だ。【藤本真育】