ドバイワールドCデーに出走する日本馬のプロフィルと前売り人気を紹介します 

桜の季節と相前後して開催時期を迎えるドバイワールドCデー(現地26日)が、いよいよ来週に近づいています。日本から向かった馬たちも17日に現地に到着しています。

馬券発売される4競走と、それ以外の4競走に出走する日本馬のプロフィルと、英国ブックメーカーのラドブルークス社による前売り人気(3月18日現在)を紹介します。

<ドバイワールドカップ>馬券発売あり

チュウワウィザード(牡7、父キングカメハメハ、栗東・大久保龍志厩舎)がリベンジに挑みます。昨年のドバイワールドカップは“ゴドルフィン”のミスティックガイドに3馬身4分の3差の2着に頑張り、メイダンのメインコースがダートになった15年以降で日本馬最高の着順を記録しました。今年はサウジCには目もくれずドバイ一本に絞っての参戦。前走の川崎記念(G1、ダート2100メートル)ではものの違いを見せつけて4馬身差の完勝、今年こその意気込みが感じられます。

前売り1番人気は1月のG1ペガサスワールドC(ガルフストリームパーク、ダート1800メートル)を制してドバイ入りしたライフイズグッド(牡4、父イントゥミスチーフ、米T・プレッチャー厩舎)で2・1倍。チュウワウィザードはなぜか21・0倍という低評価です。

<ドバイシーマクラシック>馬券発売あり

日本から5頭が参戦します。海外のレースに日本馬5頭が出走するのは16年のG1香港カップ(モーリスが優勝)、18年のG1ドバイターフ(ベンバトルが優勝、ヴィブロスが2着)に次いで3度目です。

ネオムターフカップ(G3、キングアブドゥルアジーズ、芝2100メートル)を逃げ切ったオーソリティ(牡5、父オルフェーヴル、美浦・木村哲也厩舎)はサウジから転戦。日本から参戦するのはG1ウイナーのシャフリヤール(牡4、父ディープインパクト、栗東・藤原英昭厩舎)、グローリーヴェイズ(牡7、父ディープインパクト、美浦・尾関知人厩舎)、ユーバーレーベン(牝4、父ゴールドシップ、美浦・手塚貴久厩舎)、それにステラヴェローチェ(牡4、父バゴ、栗東・須貝尚介厩舎)の4頭です。前売りではシャフリヤールとG1・BCターフの覇者ユビアーがともに4・0倍で1番人気を分け合い、オーソリティが7・0倍で続いています。

<ドバイターフ>馬券発売あり

日本馬が過去5勝のG1ドバイターフにはNHKマイルCの覇者シュネルマイスター(牡4、父キングマン、美浦・手塚貴久厩舎)、昨年の2着馬ヴァンドギャルド(牡5、父ディープインパクト、栗東・藤原英昭厩舎)、中山記念をハイラップで逃げ切ったパンサラッサ(牡5、父ロードカナロア、栗東・矢作芳人厩舎)の3頭が出走します。前売りはシュネルマイスターが3・25倍の1番人気。“ゴドルフィン”のリアルワールドが5・0倍で続き、昨年4連勝でG3ハンプトンコートS(アスコット、芝2000メートル)を制したモハーフェスが5・5倍、パンサラッサは7・0倍です。

<ドバイゴールデンシャヒーン>馬券発売あり

G3リヤドダートスプリント(キングアブドゥルアジーズ、ダ1200メートル)で3着のチェーンオブラブ(牝5、父ハーツクライ、美浦・小笠倫弘厩舎)がサウジから転戦。日本からは昨年の2着馬で金沢のJBCスプリント(ダート1400メートル)を制したレッドルゼル(牡6、父ロードカナロア、栗東・安田隆行厩舎)、一昨年のサンバサウジダービーを逃げ切ったフルフラット(牡5、父スパイツタウン、栗東・森秀行厩舎)が参戦します。前売りは昨年のG1ビングクロスビーS(デルマー、ダート1200メートル)に優勝し、G1ブリーダーズカップスプリント(デルマー、ダート1200メートル)で僅差2着したドクターシヴェル(牡4、父ヴァイオレンス、米M・グラット厩舎)が4・0倍の1番人気。レッドルゼルは9・0倍、チェーンオブラブ13・0倍となっています。

<UAEダービー>

G3サウジダービー(キングアブドゥルアジーズ、ダート1600メートル)で2着に健闘したセキフウ(牡3、父ヘニーヒューズ、栗東・武幸四郎厩舎)がサウジから転戦。日本からもちの木賞など3戦2勝のクラウンプライド(牡3、父リーチザクラウン、栗東・新谷功一郎厩舎)、ヒヤシンスSでこれを破ったコンバスチョン(牡3、父ディスクリートキャット、美浦・伊藤圭三厩舎)、なでしこ賞でセキフウの2着したレイワホマレ(牡3、父ディープブリランテ、栗東・高柳大輔厩舎)の3頭が加わります。前売りではサウジダービー優勝のパインハースト(牡3、父トワイリングキャンディ、米B・バファート厩舎)とセキフウが5・0倍で並んでいます。

<アルクォーツスプリント>

サウジアラビアのG3・1351ターフスプリント(キングアブドゥルアジーズ、ダート1351メートル)で4着のラウダシオン(牡5、父リアルインパクト、栗東・斉藤崇史厩舎)と、12着だったエントシャイデン(牡7、父ディープインパクト、栗東・矢作芳人厩舎)が出走します。前売りは前哨戦のG3ナドアルシバターフスプリント(ナドアルシバ、芝1200メートル)を完勝したゴドルフィンのマンオブプロマイズが3・25倍の1番人気です。

昨年のドバイWCデーの豪華なレープロ。
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ドバイターフとゴドルフィンマイルはワンターンの競馬です
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