サウジCに南米ウルグアイの大物参戦!強烈末脚とクロフネ級の高速時計

1月29日に行われたG1ペガサスワールドカップ(ガルフストリームパーク、ダート1800メートル)はライフイズグッド(牡4、父イントゥミスチーフ、T・プレッチャー厩舎)が、古豪ニックスゴー(牡6、父ペインター、B・コックス厩舎)に3馬身1/4差をつけて快勝。今月26日のG1サウジカップ(キングアブドゥルアジーズ、ダート1800メートル)の優先出走権を獲得しました。

陣営からはまだ正式な発表はありませんが、特別な事情でもない限りサウジCに参戦し、その結果次第で3月26日のG1ドバイワールドカップ(メイダン、ダート2000メートル)に向かうことになりそうです。

前回でも触れましたが、ライフイズグッドの道のりは3歳時にブリーダーズカップクラシックを制して年をまたぎ、第1回のペガサスワールドCで年長馬を退け、その後に中東に遠征してドバイワールドCも勝ったアロゲートと同じ(ペガサスワールドCまでの戦績はライフイズグッドと同じ7戦6勝)。アロゲートが活躍した16年当時はまだサウジCが存在しなかったので、ローテーションは微妙に異なるものの、ダートの大舞台を渡り歩くことに違いはありません。

サウジCについては、来週にも主催のサウジアラビアジョッキークラブから招待馬が発表になる予定ですが、内定が伝えられる馬の中で筆者が気になっているのは、南米ウルグアイのアエロトレン(牡7、父シャンハイボビー、A・シントラ厩舎)です。

2日水曜付の日刊スポーツ本紙コラムでも触れたので再度の紹介になりますが、アエロトレンはウルグアイで22戦11勝、2着3回、3着7回。3歳時に皐月賞に当たるポージャ・デ・ポトリージョス(マローニャス、ダート1600メートル)と、ダービーに当たるジョッキークラブ賞(マローニャス、ダート2000メートル)を連勝。昨年はマイル王決定戦のペドロ・ピニェイルーア(マローニャス、ダート1600メートル)と、南米で持ち回りで行われる国際競走のG1ラティーノ・アメリカーノ大賞(マローニャス、ダート2000メートル)に優勝しました。後者のレースは大きく離れた7番手から豪快に差し切って、ダート2000メートルのコースレコード(1分59秒16)をたたき出しています。

南米の名馬には、フランスへの移籍をへて10年のドバイワールドCに勝ったグロリアデカンペオン(父インプレッション)や、90年代のブラジル最強馬で凱旋門賞にも参戦したマッチベター(父ベイノウン)などがいますが、筆者の見るところアエロトレンはこれらに負けず劣らずの逸材です。

主戦場とするマローニャス競馬場は、サウジカップの舞台となるキングアブドゥルアジーズ競馬場(ダートの1周2000メートル、直線約430メートル)と良く似た造り。差し脚を武器に、直線で一気に抜け出すアエロトレンのレースぶりは大物感があります。前走のラティーノ・アメリカーノ大賞でマークした1分59秒16は特筆もの。馬場が違うので単純な比較は出来ませんが、クロフネが東京競馬場のダート2100メートルで樹立した日本レコードの2分5秒9に匹敵する大記録です。父は日本に輸入されて今年、初年度産駒をデビューさせるシャンハイボビー。レイティングは116で、ライフイズグッド(124)やミシュリフ(芝で127)などビッグネームに遠く及びませんが、差しが決まるコースもあって本番で注目したい1頭です。(ターフライター奥野庸介)

※競走成績等は2022年2月4日現在。

※来週11日はお休みします。次回更新は18日の予定。

グリ◎連対率100%の久野デスク。それだけです(笑)
グリ◎連対率100%の久野デスク。それだけです(笑)
お昼はとろろ蕎麦でした。それだけです(笑)
お昼はとろろ蕎麦でした。それだけです(笑)