日本馬の活躍、ガリレオ死す・・・21年海外競馬の10大ニュースは?

いつも極ウマ「海外競馬を知ろう」をご覧いただきありがとうございます。今年もあっという間に1年が過ぎ去っていきます。本当に早い!

さて、2021年は今回が最後。最後ですから、というわけではありませんが、海外ネタで筆者が気になったことをいくつか挙げて今年の海外競馬のまとめとし、最後に週末の有馬記念の予想もお届けしようと思います。

まず、今年気になった海外競馬から(順不同)

(1)日本馬が海外で大活躍

これは説明不要ですね。年明けはサウジカップにマルシュロレーヌが参戦予定。たぶん馬券発売される3月のドバイでも勝ち馬が出るのでは・・・。

(2)ボブ・バファート厩舎の薬物疑惑騒ぎ長引く

日本だったら検出された時点で即失格でしょうか。もめている間に当事者(馬)のメディーナスピリットは12月に突然死。まるで2時間ドラマのようです。早くきっちりとした結論を出してほしいもの。

(3)ブリーダーズカップがラシックスフリーに

当日の使用禁止は1歩前進も、米国は依然として薬物使用に関して甘い。(2)も合わせて米国では薬物がらみの事件が目立った1年でした。

(4)アーリントンパーク競馬場が閉鎖

アーリントンミリオンなど夏の風物詩だった名物レースがなくなって、米国の芝G1路線へも変化が見られそうです。

(5)トルカータタッソーが100回目の凱旋門賞制覇

来年も現役にとどまって凱旋門賞の連覇を目指すとのこと。年明け初戦に注目です。

(6)サウジカップが国際G1に格付け

創設して3年目なのでG1格付けは当然。アンダーカードもそれぞれG3に格付けされます。

(7)イントゥミスチーフが3年連続の米リーディングに

裾野が広く、上位が拮抗する米国の種牡馬陣にあって、連続してチャンピオンになるのは至難の業。そんな中でのV3はお見事。第2次大戦後、米国種牡馬で3連覇以上したのはブルリー、ボールドルーラー(7連覇)、ダンジグ、タピットに次いで5頭目。2016年から6年連続で、100頭以上の繁殖牝馬に交配したのはこの馬だけ、っていうのもすごい。

(8)ガリレオ死す

7月にこの世を去ったガリレオと入れ替わるように、息子のフランケルの成績が上昇。父が11年続けていた英・愛種牡馬のトップの座はフランケルに受け継がれるようです。

(9)中古車販売のカズーが英クラシックのスポンサーに

英国ではコロナ禍によって電車やバスでの移動を嫌った人たちが、中古車をネットで購入。そのビジネスで当てたカズー社が英ダービーと英セントレジャーのスポンサーに名乗りを上げた。2021年の英ダービー優勝賞金は63・8万ポンド(約9800万円)に回復。

(10)スノーフォールが英オークス爆勝ち

英オークスの16馬身差は空前絶後。愛オークスもヨークシャーオークスも強かった。欧州におけるディープインパクト産駒、特に牝馬の活躍は3歳までとなっていて、スノーフォールにはジンクス破りの期待が・・・。

来年はどんな1年になるのか。どうか良いことが続く1年でありますように。

さて、ここからは“番外編”有馬記念の話題です。

有馬記念にもいろいろな思い出がありますが、1975年のツキサムホマレは忘れられません。札幌競馬場が左回りから右回りに変わった75年の札幌記念は、現在の芝と違ってダートの重賞として行われていました。その最初の勝ち馬が、ハイセイコーと同じチャイナロックを父に持つツキサムホマレでした。当時6歳の同馬は札幌記念で後続を3馬身ちぎってレコード勝ち。このあと60キロを背負った函館記念も前年に続いて優勝と絶好調。これが決め手となって、11月に米国のローレル競馬場で行われる国際招待競走のワシントンDCインターナショナルの栄えある日本代表に選出されました。しかし、当時の日本馬の実力はまだまだで、結果は勝ったフランスのノビリアリーから30馬身差のどんじり負け(9着)。日本にその映像が届くと、あまりのふがいなさに批判が殺到しました。これに反発した元石正雄調教師は、帰国して間もない12月14日の有馬記念出走を決めました。当日は雨が残って馬場は重に近いやや重。空はどんよりとした鉛の雲に覆われていたことを覚えています。第9レースの有馬記念は13頭立て。こんな馬場に強いフジノパーシアが1番人気、以下キタノカチドキ、カーネルシンボリの順となり、ツキサムホマレはブービーの12番人気。鞍上はマスキューと呼ばれた増田久騎手でした。レースは直線でのびたイシノアラシが優勝、2馬身差の2着にフジノパーシアが入って、さらに3/4馬身差の3着に追い込んだのは渦中のツキサムホマレでした。複勝の配当は1580円。3連単があったら10万円超えもあったのでは、と思える番狂わせでした。何を言いたいかというと、海外で惨敗しても日本に戻ってくれば、かなりやれる馬がいるんじゃないかということ。対象はクロノジェネシスとディープボンドですが、前者は人気なので3着以内候補としてディープボンド。もう1頭、気になっているモズベッロも評価を上げて・・・。

予想は

◎エフフォーリア

○ディープボンド

▲モズベッロ

☆クロノジェネシス

△ステラヴェローチェ

△アサマノイタズラ

△キセキ

△タイトルホルダー

としました。

いつものように3連単2頭軸マルチで(5)(10)から(3)(7)(9)(14)(15)(16)へ36点。(3)(10)から(7)(9)(14)(15)(16)へ30点の計66点。

当たるか外れるかは運次第(笑い)。

2022年は1月7日から始めます。みなさま、どうぞ素晴らしい年末年始をお迎えください。

※競走成績などは12月24日現在

(ターフライター奥野庸介)

茅の輪くぐり。祓へ給ひ清め給へ
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しょんべん小僧。英語でマヌカンピスと言うそうです
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