メインのBCクラシック、ニックスゴーなど4頭から勝ち馬がでる確率高い

現地時間5日、6日に米カリフォルニア州のデルマー競馬場で行われるブリーダーズカップ(BC)。今年はターフ、マイル、フィリー&メアターフで馬券を楽しむことが出来ます。しかし、開催のハイライトと言えば2日間開催の大トリとなるBCクラシック(ダート2000メートル)でしょう。

出走は9頭。人気を集めているのはニックスゴー(牡5、父ペインター、B・コックス厩舎、J・ロザリオ騎手)、エッセンシャルクオリティ(牡3、父タピット、B・コックス厩舎、L・サエス騎手)、ホットロッドチャーリー(牡3、父オックスボウ、D・オニール厩舎、F・プラ騎手)、それにメディーナスピリット(牡3、父プロトニコ、B・バファート厩舎、J・ヴェラスケス騎手)の4頭。勝ち馬はこの中から出る確率が高いものとみられています。

韓国馬事会所有のニックスゴーは今年1月のペガサスワールドCに勝って、サウジアラビアのサウジCに遠征。ここは欧州馬ミシュリフの4着でしたが、帰国後に盛り返して4戦3勝。ここ3戦はダート1800メートル戦をいずれも逃げ切っています。単勝オッズは3・5倍で、頭ひとつ抜けた人気になっているのは米国人が好きな小気味よい逃げ脚の持ち主だからでしょう。来年からケンタッキーで種牡馬入りが決まっていて、ここは全力投球ですが、ライバルには同じスタイルの馬がそろっていて単騎逃げは難しいかも知れません。どこからか「危ない人気馬」のささやきが聞こえています。

ゴドルフィンのエッセンシャルクオリティは有力馬で唯一、差し脚を武器にする馬です。ここまで9戦8勝。唯一の敗戦はスタートで不利のあったケンタッキーダービーの4着です。G1は昨年のBCジュベナイル、3冠最終戦ベルモントS、8月のトラヴァーズSなど4勝。コックス調教師はニックスゴーとの2枚看板で大一番に臨みます。死角らしい死角がないのが、この馬の死角なのかもしれません。

ホットロッドチャーリーはBCジュベナイルで2着、ケンタッキーダービー3着、ベルモントS2着。これまでは“善戦マン”キャラでしたが、前走のペンシルベニアダービーの優勝でひと皮むけた印象を与えています。この馬のプラスポイントは鞍上のフラヴィアン・プラ騎手でしょう。デルマーのリーディングジョッキーで複勝入着率は実に60%。小回り馬場でのスパートのタイミングは抜群で、馬にとって頼もしい存在と言えそうです。単勝6倍前後は妙味のある馬券かも・・・。

メディーナスピリットはボブ・バファート調教師が管理するケンタッキーダービー馬です。海外競馬に興味のある方はご存じでしょうが、ケンタッキーダービー後に禁止薬物が検出されて、その後はバファート師の提訴によって処遇が定まらないままここまで来ました。騒ぎが持ちあがった当時は袋だたきにあっていたトレーナーですが、徐々に盛り返して潔白の主張を支持する層も現れています。師がラッキーだったのは、今年のBCが師の管理馬の出走を認めるデルマーでの開催だったこと。2頭の3冠馬(アメリカンファラオ、ジャスティファイ)を送り出して名誉の殿堂入りを果たし、数々のビッグレースを勝ちまくった輝かしい成績に泥を塗らないためにも、ここは負けるわけにはいかないでしょう。馬は前走のオーサムアゲインSを5馬身差で勝って極めて順調。今年のBC最大の見どころと言えるかも知れません。(ターフライター奥野庸介)

なお、馬券発売レースの予想は有料域の「奥の手」と土曜の日刊スポーツ競馬面でご覧ください。

※競走成績等は2021年11月5日現在。

麗しの鈴木淑子さま(左)と
麗しの鈴木淑子さま(左)と
美声のラジオNIKKEI小屋敷アナ(左)と
美声のラジオNIKKEI小屋敷アナ(左)と