凱旋門賞の予習に必見! 今週末の前哨戦的レースの有力馬を紹介します

今週末は凱旋門賞に向けて前哨戦的な扱いとなる注目レースがめじろ押し。土日の重賞レースの有力馬を挙げてみましょう。

パリロンシャン競馬場では本番と同じ条件(芝2400メートル)の3つの重賞、牝馬限定のG1ヴェルメイユ賞、3歳限定のG2ニエル賞、古馬によるG2フォワ賞・・・が行われます。

★ヴェルメイユ賞(G1、芝2400メートル)

馬番馬名 馬齢 重量 調教師 オッズ

1アルピニスタ 牝4 59・0キロ M・プレスコット 5・0倍

2ジョーンオブアーク 牝3 55・5キロ A・オブライエン 15・0倍

3スノーフォール 牝3 55・5キロ A・オブライエン 1・4倍

4バーガリタ 牝3 55・5キロ A・ファーブル 21・0倍

5フィロメーヌ 牝3 55・5キロ A・ファーブル 21・0倍

6ディヴァインリー 牝3 55・5キロ A・オブライエン 67・0倍

7テオーナ 牝3 55・5キロ R・ヴァリアン 11・0倍

8ラジョコンダ 牝3 55・5キロ A・オブライエン 34・0倍

9アンカルヴィル 牝3 55・5キロ D・スマガ 34・0倍

ヴェルメイユ賞には日本生まれのディープインパクト産駒スノーフォールなど9頭が出走します。G1を3連勝中のスノーフォールは今シーズン負けなしで、これが5戦目。8月のヨークシャーオークスから本番へ直行という話もありましたが、エイダン・オブライエン調教師は、僚馬でG1愛1000ギニー2着のジョーンオブアーク、G1愛オークスでスノーフォールの2着したディヴァインリー、それにG1ヨークシャーオークス3着のラジョコンダをつけた4頭のコンボでフランスに出向くことになりました。

ここも断然の1番人気で、勝って当たり前といったムードが流れるスノーフォールですが、初めてとなるロンシャン競馬場でどんな競馬を見せてくれるか・・・。鞍上はG1英オークス以来のコンビなるランフランコ・デットーリ騎手です。対抗候補には今シーズン3戦全勝で前走、ドイツのG1ベルリン大賞(芝2400メートル)を制して勢いに乗るアルピニスタ(牝4、フランケル)の名が挙げられています。

★ニエル賞(G2、芝2400メートル)

馬番馬名 馬齢 重量 調教師 オッズ

1メディアストリーム 牡3 58・0キロ A・ファーブル 26・0倍

2ベイビーライダー 牡3 58・0倍 P・バリー 6・0倍

3プリティタイガー 牡3 58・0キロ F・フェレメレン 4・0倍

4ボリショイバレエ 牡3 58・0キロ A・オブライエン 2・0倍

5ティモール 牡3 58・0キロ A・ファーブル 26・0倍

6バブルギフト 牡3 58・0キロ M・デルザングル 6・0倍

ニエル賞は6頭立て。G1英ダービーで本命に推されながら7着に終わったエイダン・オブライエン厩舎のボリショイバレエのレースぶりが注目されます。英ダービー後は米国に矛先を向けて7月のG1ベルモントダービー招待S(芝2000メートル)に優勝、8月のG1サラトガダービー招待S(芝1900メートル)は4着でした。ライバルは7月のG2ユジェーヌアダム賞(芝2000メートル)を制したプリティータイガーと、ボリショイバレエの僚馬で、G2グレイトヴォルティジュールS(芝2400メートル)で2着したザメディタレニアンあたりでしょうか。

★フォワ賞(G2、芝2400メートル)

馬番馬名 馬齢 重量 調教師 オッズ

1サブリミス 牡5 58・0キロ A・ファーブル 15・0倍

2ディープボンド 牡4 58・0キロ 大久保龍志 4・5倍

3ブルーム 牡5 58・0キロ A・オブライエン 4・5倍

4イレシネ 牡4 58・0キロ J・ガウヴィン 7・0倍

5スカレッティ 牡6 58・0キロ J・レーニエ 2・75倍

6オパサン 牡4 58・0キロ J・ホドゥール 15・0倍

7ワンダフルトゥナイト 牝4 56・5キロ D・ムニュイジエ 5・0倍

ディープボンド(牡4、父キズナ、栗東・大久保龍志厩舎)の欧州初戦となるG2フォワ賞は7頭立てとなりました。前売り人気は中距離の重賞を4連勝中のスカレッティ(2・75倍)、クリスチャン・デムーロ騎手を鞍上に迎えるディープボンド(4・5倍)、G1凱旋門賞で武豊騎手とコンビを組む可能性のあるブルーム(4・5倍)、紅一点で参戦のワンダフルトゥナイト(5・0倍)の順。どの馬が勝っても不思議なさそうなメンバー構成となっています。

1番人気に推されているスカレッティは2400メートルにやや心配あり。距離どんぴしゃのディープボンドで逆転は可能とみています。

パリロンシャン競馬場では夏の非開催期間を利用して、芝コースの路盤改修工事に取りかかって、そのおかげで水はけはだいぶ良くなったように伝えられています。力のいる馬場を苦にしないディープボンドには本番にめどの立つ走りを期待したいところです。

これ以外で注目されるのは11日にアイルランドで行われるG1愛チャンピオンS(芝2000メートル)と、英国の菊花賞にあたるG1英セントレジャー(芝2920メートル)です。

★愛チャンピオンS(G1、芝2000メートル、レパーズタウン)

馬番(枠番)馬名 馬齢 重量 騎手  調教師オッズ

1(3)パトリックサースフィールド 牡4 61・0キロ D・マクドノー J・オブライエン 34・0倍

2(2)タルナワ 牝5 60・0キロ C・キーン D・ウェルド 3・0倍

3(1)ポエティックフレア 牡3 58・5キロ K・マニング J・ボルジャー 4・33倍

4(4)セントマークスバシリカ 牡3 58・5キロ R・ムーア A・オブライエン 2・0倍

愛チャンピオンSは4頭という少頭数。見物は凱旋門賞の「裏本命」と噂される牝馬のタルナワ(牝5、父シャマーダル)と、仏2冠制覇に続いて英国のG1エクリプスS(芝2000メートル)でミシュリフなど古馬強豪を倒した3歳牡馬の雄、セントマークスバシリカ(父シユーニ)の初対決です。勝った方が凱旋門賞の有力候補に浮かびあがってくるでしょう。

★英セントレジャー(G1、芝2920メートル、ドンカスター)

馬番(枠番)馬名 馬齢 重量 騎手 調教師 オッズ

1(10)フェルナンドヴィッチ 牡3 57・5キロ O・マーフィー D・オブライエン 51・0倍

2(2)ハイディフィニション 牡3 57・5キロ L・デットーリ A・オブライエン 6・5倍

3(4)ハリケーンレーン 牡3 57・5キロ W・ビュイック C・アップルビー 1・72倍

4(7)インタープリテーション 牡3 57・5キロ H・ドイル A・オブライエン 15・0倍

5(3)モジョスター 牡3 57・5キロ R・ライアン R・ハノン 8・0倍

6(8)オスマネンペラー 牡3 57・5キロ B・コーエン J・ムルタ 7・5倍

7(6)スコープ 牡3 57・5キロ R・ホーンビー R・ベケット 51・0倍8(5)サールーカン 牡3 57・5キロ J・ドイル A・オブライエン 21・0倍

9(1)ザメディテレーニアン 牡3 57・5キロ W・ローダン A・オブライエン 21・0倍

10(9)ユーススピリット 牡3 57・5キロ T・マーカンド A・ボールディング 17・0倍

英セントレジャーの本命馬はG1愛ダービー(芝2400メートル)とG1パリ大賞(芝2400メートル)を連勝したゴドルフィンのハリケーンレーン(牡3、父フランケル)です。こちらは予定通りの“菊”狙いで、優勝確率は高そう。G2ニエル賞を軽い脚部不安で回避した同厩の英ダービー馬アダイヤーの動向が気になりますが、もし、アダイヤーが凱旋門賞を使えないようなら、この馬が強力な代打となりそうです。

(ターフライター奥野庸介)

※競走成績は2021年9月10日現在。

2019年パリ・ロンシャン競馬場の松田記者
2019年パリ・ロンシャン競馬場の松田記者
黒いものは?パリでも流行のクスクスです。
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