キングジョージVで凱旋門賞有力アダイヤー レーティング超優秀131 

土曜のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSは3歳のアダイヤーが優勝。凱旋門賞の有力候補に浮上しました。

今年の欧州競馬は3歳馬、古馬ともに層が厚く、特に2400メートル路線は群雄割拠の趣。凱旋門賞も優勝候補が5指に余り、実力比較を難しくしています。そこで、今回は筆者が凱旋門賞で有力と考える7頭について欧州のホースマンが最も信頼する「タイムフォーム」がつける現在のレーティングを通して2021年の凱旋門賞の正体(?)に迫りたいと思います。

タイムフォームは3歳馬の場合、135~130を平均的なG1優勝馬を越えるレベル、129~125を平均的なG1優勝馬、124~115を平均的なG2優勝馬と定義しています。これは年鑑でつけられる確定レーティングのことで、シーズン中間の評価とは異なりますが、3歳で130以上をもらう馬はまれと理解して良いでしょう。

7頭で最も高く評価されたのは英ダービーとキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを連勝したアダイヤー。まれな131の評価です。仏2000ギニー、仏ダービーの2冠を制して臨んだエクリプスSで、古馬一線級を倒したセントマークスバシリカが130p(pは数値よりも高い能力が見込める馬)で続き、ツートップとなっています。前者は凱旋門賞の前売りで2番人気、後者は2400メートルの距離適性が不透明な分、3番人気になっていますが、ともに“非凡な才能の持ち主”というお墨付きを与えられました。

一方、英オークスを16馬身差、愛オークスを8馬身半差で圧勝し、前売り1番人気の座にあるスノーフォールのレーティングは123。両方のオークスの勝ちっぷりは確かに派手でしたが、相手がもの足らないとみられたのか、数値はファンが思ったほど伸びませんでした。タルナワやラブも参戦を予定する次走のG1ヨークシャーオークス(8月19日、芝2400メートル、ヨーク)が試金石となりそうです。

ぶっつけで挑むことになったクロノジェネシスのレーティングは古馬を代表するタルナワやラブと肩を並べる125。これは5歳時のエネイブルが、ヨークシャーオークス優勝で得たレーティング(129)には及びませんが、本番でも勝ち負けになるレベルです。

凱旋門賞有力候補のレーティングと凱旋門賞の負担重量と前売り人気

アダイヤー 牡3 131 56・5キロ 4・5~5・0倍(2番人気)

セントマークスバシリカ  牡3 130p 56・5キロ 6・0~10・0倍(3番人気)

タルナワ 牝5 125 58キロ 8・0~9・0倍(5番人気)

ラブ 牝4 125 58キロ 8・0~13・0倍(6番人気)

クロノジェネシス 牝4 125 58キロ 13・0~17・0倍(8番人気)

ハリケーンレーン 牡3 123p 56・5キロ 7・0~8・0倍(4番人気)

スノーフォール 牝3 123 55キロ 3・5~4・5倍(1番人気)

(ターフライター奥野庸介)

※競走成績は2021年7月30日現在

今年もこの勝負服の武豊さんが見られそうです
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今年は見られません。エネイブルはお母さんに
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