ダノンスマッシュは「6bh」海外サイトで見るアルファベットの秘密を解説

馬券発売される香港のG1クイーンエリザベス2世カップとG1チェアマンズスプリントプライズの枠順が決まりました。7頭立てとなった前者は、その過半数が日本馬となって優勝確率がグンと上昇し、後者には“アジアの短距離王”ダノンスマッシュが君臨と、日本馬ダブルの可能性が高まっています。レースの予想は極ウマ「奥の手」と日曜の日刊スポーツ本紙でご覧いただけます。

香港ジョッキークラブはチャンピオンズデー特設サイトからさまざまな情報を発信してくれていますが、残念ながら、すべて英語で日本語には対応していません。「極ウマ・海外競馬」をのぞきにきていただいている皆様には釈迦(しゃか)に説法かもしれませんが、しばらく基本的なことに触れていなかったので今回は海外競馬サイトなどで使われているアルファベットの秘密(?)について書いてみたいと思います。

香港ジョッキークラブのサイトではダノンスマッシュについて、こう記されています。

DANON SMASH(JPN) 6 b h

この「6 b h」は左から6歳馬、鹿毛馬、牡馬の意味です。

英語で表記される毛色は大きく以下のように分類されています。

栗毛と栃栗毛の栗毛グループはch=Chestnut(チェスナット)、鹿毛のグループはb=Bay(ベイ)、br=Braun(ブラウン)、db=Dark Bay(ダークベイ)、青毛馬の場合はb/br=Black or Bay braun(ブラックオアベイブラウン)。芦毛グループは2つに分かれてグレーっぽい芦毛がgr=Gray(グレー)、茶色っぽい粕毛はro=Roan(ローン)、あいまいなものはgr/ro=Gray or Roan(グレイオアローン)。そして、白毛のソダシの毛色はwh=Whiteと表記されます。ちなみにG1チェアマンズスプリントプライズに出走する馬でgrと表記される芦毛馬はビッグパーティーだけでした。

「6 b h」の最後のひと文字は性別で、オスはc=Colt(コルト・3歳以下の牡馬)、もしくはh=Horse(ホース)、メスはf=Filly(フィリー・3歳以下の牝馬)、もしくはm=Mare(メア)、去勢馬はg=Gelding(ゲルディング)に分類されます。しかし、G1チェアマンズスプリントプライズにはこれらに該当しないコンピューターパッチ=COMPUTER PATCH(AUS) 4 b rが出走します。

最後の「r」はRidgelingで、これには去勢が不完全に行われた馬と、先天的に睾丸(こうがん)が降りていない停留睾丸の馬の意味が含まれています。コンピューターパッチは後者の可能性が高く、いわゆる“カタキン”でも生殖能力はあるので日本では牡馬と表記されるようです。(ターフライター奥野庸介)

※成績等は2021年4月22日現在。

モーリスのチャンピオンズマイルのトロフィーです(ノーザンホースパーク所蔵)
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ルーラーシップのクイーンエリザベス2世Cのトロフィーです(ノーザンホースパーク所蔵)
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