有力日本馬参戦、ドバイターフ&Gシャヒーン展望

桜の季節と相前後して開催時期を迎えるドバイWC(現地時間27日、日本時間同日深夜)が、いよいよ来週に近づきました。18日には日本から向かった馬たちが現地に到着。今や遅しと待ち受けていたJRAからの馬券発売の知らせも17日にやっと発表されました。

今週は馬券発売される4競走のうち、ヴァンドギャルド(牡5、藤原英)が挑むドバイターフ(G1、芝1800メートル)と、日本馬4頭が参戦するドバイゴールデンシャヒーン(G1、ダート1200メートル)の展望、見どころに触れたいと思います。

【ドバイターフ】

フルゲートの14頭が出走を予定しています。出走馬の内訳は英国馬が7頭、地元UAEから5頭、準地元のバーレーンの馬が1頭、そして、日本からヴァンドギャルドがミカエル・バルザローナ騎手で参戦します。昨秋の富士S(G3、芝1600メートル)で重賞初制覇。今年初戦の東京新聞杯(G3、芝1600メートル)はカラテの4着も、その差はわずかでした。左回りの東京競馬場で2勝しているように舞台は申し分なし。問題は相手関係ということになります。強敵は前哨戦のジェベルハッタ(G1、芝1800メートル、メイダン)で強烈な追い込みを披露したロードグリッターズと昨年のプリンスオブウェールズS(G1)を制したロードノースになりそうです。しかし、前者は展開に左右されるので人気ほどの信頼性はなく、後者も左回りに若干の不安を残します。ならば地元勢の狙いが面白いかもしれません。対象となるのは前哨戦のジェベルハッタでロードグリッターズの2着したエクティラーンと3着アルスハイルです。前者は逃げて半馬身差。後者は8カ月ぶりの実戦で、人気を裏切りましたが、ひとたたきされた上積みが期待できます。ヴァンドギャルドから馬券を買うのなら前述4頭との組み合わせを押さえる必要があるでしょう。欧州で重賞に3勝している英国のリーガルリアリティ、ジェベルハッタで差のない4着だった地元のアートデュヴァルあたりまでが争覇圏。本番の直前まで迷いそうです。

【ドバイゴールデンシャヒーン】

こちらもフルゲートの14頭が出走予定です。内訳は日本馬4頭、米国馬4頭、地元馬6頭。

ダート1200メートルの今レースにはサウジアラビアのリヤドダートスプリント(ダート1200メートル、キングアブドゥルアジーズ)を差し切ったコパノキッキング(セン6、村山)、逃げて2着したマテラスカイ(牡7、森)、6着のジャスティン(牡5、矢作)が転戦して参戦。根岸S(G3、ダート1400メートル)を差し切ったレッドルゼル(牡5、安田隆)を加えた日本馬は強力です。

昨年の香港スプリントを日本のダノンスマッシュが制したように、短距離戦でも日本馬の台頭は急。英国のブックメーカーがマテラスカイを1番人気に推しているのも、むべなるかなです。マテラスカイはテンのスピードが速いので、ハナを切れるでしょう。単騎で逃げた時の粘りはサウジや前年のこのレースが証明しています。仮に何かに差されたとしても軸には最適でしょう。日本の3頭の他に注意を配る必要がありそうなのは、米国のヤウポンと地元の馬たちです。ヤウポンはデビューから4連勝で挑んだ昨年11月のBCスプリント(G1)で8着。このレースは不利があっての敗戦だったので、これだけで見限るわけには行きません。地元勢は1月のアルシンダガスプリント(G3)で1~3着したアルタリク、インポータントミッション、グラディエーターキング。それに前哨戦のマハブアルシマール(G3)を制したキャンヴァストあたり。中でも好位で競馬が出来るアルタリクと末脚強力なキャンヴァストに魅力を感じます。こちらも来週の気配を注視して結論を導きたいと思います。(ターフライター奥野庸介)

※成績等は2021年3月18日現在。

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