オーセンティックが年度代表馬/エクリプス賞発表

50回目を迎えたエクリプス賞の発表が1月28日に行われました。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにケンタッキー州のレキシントン、フロリダのガルフストリームパーク競馬場、カリフォルニアのサンタアニタパーク競馬場など複数のサテライトをつないだリモートで行われ、映像はテレビやインターネットで生配信されました。2020年の受賞馬、受賞者を簡単に紹介しましょう。

【年度代表馬&最優秀3歳牡馬】オーセンティック(牡3、父イントゥミスチーフ) 2020年7戦5勝(通算8戦6勝)

B・バファート厩舎で父イントゥミスチーフと同じ勝負服をまとったオーセンティックが年度代表馬及び最優秀3歳牡馬に輝きました。9月のケンタッキーダービー(G1)ではティズザローのを1馬身4分の1振り切って優勝。大一番のBCクラシック(G1)では同厩舎のインプロバブル(2着)、マキシマムセキュリティ(5着)、ティズザロー(6着)などの強豪をおさえて逃げ切り勝ち。引退の花道を飾りました。2021年よりケンタッキー州のスペンドスリフトファームで種牡馬入り。初年度の交配料は7万5000ドル(約790万円)が設定されています。

【最優秀3歳牝馬】スイススカイダイバー(牝3、父デアデヴィル)2020年10戦5勝(通算12戦6勝)

プリークネスS(G1)で年度代表馬のオーセンティックを倒したスイススカイダイバーが最優秀3歳牝馬のタイトルを獲得しました。プリークネスSの牝馬優勝は史上6頭目。BCディスタフは、発馬直後に躓く不利もあって勝ったモノモイガールに離された7着でした。ドバイWCを目標にしています。

【最優秀2歳牡馬】エッセンシャルクオリティ(牡2、父タピット)2020年3戦3勝 

11月のBCジュベナイル(G1)を制したエッセンシャルクオリティが、最優秀2歳牡馬に輝きました。ゴドルフィンの自家生産馬で、2戦目にBCフューチュリティ(G1)に挑んで優勝。BCジュベナイルでは後方を追走して馬群の外を追い上げて2歳王者をアピールしました。近親に3冠馬のコントレイルがいます。

【最優秀2歳牝馬】ヴィクイスト(牝2、父ナイキスト)2020年4戦2勝 

BCジュべナイルフィリーズ(G1)で見事な差し脚を披露したヴィクイストが2歳女王に選ばれました。2020年は4戦2勝、2着2回。2戦目のスピナウェイSでは2着を9馬身半差引き離して完勝。BCジュベナイルフィリーズでは直線で最内に進路を取って先行するデイアウトオブザオフィスを差しきって実力NO・1を証明しました。

【最優秀ダート古牡馬】

インプロバブル(牡4、父シティジップ)2020年5戦3勝(通算15戦6勝)

2020年は3つのG1を制覇し、BCクラシックで年度代表馬オーセンティックの2着したインプロバブルが最優秀ダート古馬に選ばれました。シーズン2戦目となったハリウッドゴールドC(G1)からホイットニーS(G1)、9月のオーサムアゲインS(G1)まで3連勝。2021年からケンタッキー州のウィンスターファームで種牡馬入りします。

【最優秀ダート古牝馬】モノモイガール(牝5、父タピザー)2020年4戦4勝(通算15戦13勝)

昨年4戦4勝のモノモイガールが最優秀ダート古牝馬に選出されました。単勝2・0倍の1番人気で臨んだBCディスタフ(G1)では好位から直線で楽に抜け出しました。エクリプス賞は2018年(最優秀3歳牝馬)に続く2度目の受賞。BC翌日のファシグティプトン11月セールに上場され、950万ドル(約9億9800万円)でケンタッキーのスペンドスリフトファームに売却され、2021年も現役を続けることになっています。

【最優秀芝牡馬】チャンネルメイカー(セン6、父イングリッシュチャンネル)2020年8戦2勝(通算37戦7勝)

古豪チャンネルメイカーが最優秀芝牡馬のタイトルを獲得しました。8月のソードダンサーS(G1)を逃げ切ってペースをつかむと続くジョーハーシュターフクラシック(G1)も自分のスタイルを貫いて連勝。欧州から強敵を迎えたBCターフ(G1)は勝ったタルナワから1馬身差、2着したマジカルとは鼻差の3着に健闘しました。今年も現役を続行します。

【最優秀芝牝馬】ラッシングフォール(牝5、父モアザンレディ)2020年4戦3勝(通算15戦11勝)

チャド・ブラウン厩舎のラッシングフォールが、次点のタルナワに9票差で最優秀芝牝馬に選出されました。2020年は4戦3勝。6月のボウゲイS(G3)で初戦を飾ると、7月のジェニーワイリーS(G1)、8月のダイアナS(G1)まで3連勝。BCフィリーアンドメアターフは英国馬のアウダーリャに首差2着でした。ラッシングフォールはBCの翌日に行われたファシグティプトン11月セールに上場されて550万ドル(約5億7800万円)で、クールモアのマイケル・ヴィンセント・マグニーア氏に売却されています。

【最優秀牡馬スプリンター】ウイットモア(セン7、父プレズントリーパーフェクト)2020年7戦3勝(通算38戦15勝)

G1ブリーダーズカップスプリントの優勝が決め手となってウイットモアが最優秀牡馬スプリンターに選出されました。BCスプリント(G1)では後方待機策がはまって2着に3馬身4分の1差をつけて優勝。4度目の挑戦(17年8着、18年2着、19年3着)を実らせました。2021年も現役を続けます。

【最優秀牝馬スプリンター】ガミーン(牝3、父イントゥミスチーフ)2020年6戦4勝

3歳馬のガミーンが最優秀牝馬スプリンターに輝きました。昨年は6戦4勝で1600メートル以下は4戦全勝。3度の重賞勝ちの内容も素晴らしく6月のエイコーンS(G1)を18馬身4分の3差で圧勝し、8月のテストS(G1)も7馬身差。BCフィリー&メアスプリント(G1)ではセレンゲティエンプレスに6馬身4分の1差をつけました。ガミーンは2021年も現役を継続します。

【最優秀馬主】ゴドルフィン

【最優秀生産者】ウインスターファーム

【最優秀調教師】ブラッド・コックス

【最優秀騎手】イラッド・オルティス・ジュニア

【最優秀見習い騎手】アレクサンダー・クリスピン

※競走成績等は2021年2月4日現在。

次回更新は19日です。

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