紅一点スイススカイダイバーに注目/プリークネスS

馬券発売もあるので凱旋門賞ばかりに注目が集まってしまうのは仕方ありませんが、土曜には米国の3冠競走を締めくくるプリークネスS(G1、ダート1900メートル)がメリーランド州ピムリコ競馬場で開催されます。

新型コロナウイルス騒動で日程ばかりか、並びも変わった今年の3冠競走。1冠目となった6月のベルモントS(G1、ダート1800メートル、ベルモントパーク)を本命馬のティズザロー(牡3、父コンスティチューション)が優勝。2着に3馬身4分の3差をつけての圧勝に続いて出走した「真夏のダービー」トラヴァーズS(G1、ダート2000メートル、サラトガ)も5馬身半差で連勝し、2冠目のケンタッキーダービー(G1、だーと2000メートル、チャーチルダウンズ)に王手をかけました。

しかし、ティズザローと初対決となった西のオーセンティック(牡3、父イントゥミスチーフ)が逃げ切り。ティズザローは2着に終わりました。

プリークネスSは2頭による再戦の場になるものとみられましたが、ティズザロー陣営が早々と回避を決定。ここはオーセンティックが単勝2倍を切る1番人気になっています。注目は8月のアラバマS(G1、ダート2000メートル、サラトガ)で4個目の重賞タイトルをつかんだ牝馬のスイススカイダイバー(牝3、父デアデヴィル)の参戦です。前走ケンタッキーオークス(G1)はシーデアーズザデビルの大駆けにあって2着でしたが、今年の3歳牝馬路線で1、2を争う有力馬であることは間違いありません。プリークネスSの牝馬による優勝は、ここ100年で2頭(2009年レイチェルアレクサンドラ、1924年ネリーモース)だけですが、紅一点の参戦がレースを盛り上げてくれそうです。

プリークネスS(G1、ダート1900メートル、10月3日=ピムリコ)※馬番、馬名(父)性齢、騎手、調教師

(1)エクセッション(ユニオンラグズ)牡3 S・ラッセル S・アスムッセン

(2)ミスタービッグニュース(ジャイアンツコーズウェイ)牡3 G・サエス B・カルフーン

(3)アートコレクター(バーナーディニ)牡3 B・ヘルナンデスJr. T・ドルリーJr.

(4)スイススカイダイバー(デアデヴィル)牝3 R・アルバラード K・マクピーク

(5)サウザンドワーズ(パイオニアオブザナイル)牡3 F・ジェルー B・バファート

(6)ジーザスチーム(タピチャー)牡3 J・トレド J・ダンジェロ

(7)ニューヨークトラフィック(クロストラフィック)牡3 H・カラマノス S・ジョセフJr.

(8)マックスプレイヤー(オナーコート゛)牡3 P・ロペス S・アスムッセン

(9)オーセンティック(イントゥミスチーフ)牡3 J・ヴェラスケス B・バファート

(10)ニューマティック(アンクルモー)牡3 J・ブラーヴォ S・アスムッセン

(11)ライブユアビーストライフ(ゴーストザッパー)牡3 T・マッカーシー J・アブレイユ

日曜の凱旋門賞については、極ウマ「奥の手」、日曜の日刊スポーツ本紙で予想をしていますので、ご覧ください。

馬券のポイントは予想される重馬場の巧拙と、出走を回避したガイヤースに代わって大逃げする馬たちが演出する展開のアヤと読んで予想を組み立てました。人気を集めるエネイブルが3着以内に入っても、4着以下に負けた時でも馬券(3連単)が当たるようにしてあります(笑い)。(ターフライター奥野庸介)

※競走成績等は2020年10月2日現在。

大奥の一場面。けんしょうえん様の御なーりぃー(笑い)
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ソーシャルディスタンスを保って。鈴木淑子さんのラジオ番組におじゃーまー!
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