秋は9月愛チャンピオンSから日本馬の出走楽しみ

サラブレッドインフォメーションシステムという長い名前の会社を運営して今年で38年目になります。日刊スポーツでは主に海外競馬の執筆を担当していますが、他にもさまざまな競馬の仕事を地道にやっています。

この時期はスタッフ一同で北海道に出向き、顧客である種馬場や牧場を巡って営業を兼ねた研修を行っています。というわけで、金曜は雨の日高からです。

さて、水曜の深夜に英国のインターナショナルS(G1)が終了しました。グリーンチャンネル等でご覧になった方も多いと思います。勝ったのは3歳馬のジャパンで、大本命のクリスタルオーシャンはゴール前でかわされて2着。シュヴァルグランは直線で置かれて8着でした。馬券は外しちゃいました。すいません。ジャパンは次走、ディアドラも出走する愛チャンピオンS(G1)に向かうかもしれないとのこと。楽しみな一戦になりそうですね。

インターナショナルSの1つ前に行われたグレイトヴォルティジュールS(G2)で新星が誕生しました。エネイブルのJ・ゴスデン厩舎、L・デットーリ騎手のコンビによるロジシアン(牡3、父フランケル)です。今年5月のデビューから2000メートル戦を連勝。3戦目から2400メートルに距離を延ばしてこれで無傷の4連勝。珍しい芦毛のフランケル産駒で、先行してライバルをねじ伏せる強い競馬でした。次は9月14日の英セントレジャー(G1、芝2920メートル、ドンカスター)に出走する予定で、同馬主のエネイブルの出る凱旋門賞(G1、芝2400メートル)には出走しない模様です。

そして、22日(木)には3歳古馬混合戦のヨークシャーオークス(G1)が行われました。わずか4頭立てでしたが、エネイブルとマジカルが出走。凱旋門賞に向けて見逃せない一戦になりました。結果は逃げたエネイブルが優勝、2番手を進んだマジカルが2着で順当でしたが、水面下の戦いは見応えがありました。

凱旋門賞には日本から3頭の出走が決まっていますが、それ以外にも日本馬の遠征予定が伝えられています。9月から11月にかけて馬券発売の可能性のあるレースを書き出したのでご覧ください。

▼9月14日(土)愛チャンピオンS(G1、芝2000メートル、カラ)ここにはディアドラが出走予定しています。

▼10月6日(日)凱旋門賞(G1、芝2400メートル、パリロンシャン)キセキ、フィエールマン、ブラストワンピースが出走予定。武豊騎手はA・オブライエン厩舎のブルームとのコンビで参戦予定。馬券発売が決まっています。

▼10月19日(土)コーフィールドカップ(G1、芝2400メートル、コーフィールド、ハンデ戦)メールドブラースが出走予定。

▼10月19日(土)英チャンピオンS(G1、芝2000メートル、アスコット競馬場)ディアドラに出走の可能性あり。

▼10月26日(土)コックスプレート(G1、芝2040メートル、ムーニーバレー、ハンデ戦)リスグラシュー、クルーガーが出走予定。スズカデヴィアス、マイネルファンロンも登録。

▼11月2日(土)ブリーダーズC(米サンタアニタ)マテラスカイがBCスプリント出走の可能性あり。

▼11月5日(火)メルボルンC(G1、芝3200メートル、フレミントン、ハンデ戦)遠征馬未定も昨年発売実績あり。

もし10月19日の馬券発売が決定すると日本では東京(G3富士S)、京都、新潟の3場開催の合間にコーフィールドC、そして深夜に英チャンピオンSが発売されることになります。(ターフライター奥野庸介)

※競走成績等は2018年8月22日現在

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