ハンデ戦G1ドンカスターM予想の結果やいかに・・・

レースとして最も格の高いG1競走は、基本的に種の選抜をするために行われるべきものです。英国のダービー、フランスの凱旋門賞、日本のダービーなどその国を代表するような競馬に牝馬は出られますが、去勢した馬は出られません。勝っても種を残せないからです。

しかし、オーストラリアや米国ではギャンブルやスポーツとして競馬を楽しみたいという国民性もあり、ハンデ戦のG1レース(もちろん去勢した馬も出られる)が少なくありません。

土曜日のドンカススターマイルもハンデ戦のG1レースです。トップハンデは8歳になったハートネルの58キロ。最も軽いのは3歳馬3頭の49キロ。このうち2頭は牝馬なので実質的な最軽量馬は3歳牡馬のブルータルということになります。古馬で恵量となった50キロ組の3頭のうち5歳牝馬のアイアムシリアスは最内の1番枠に、4歳牡馬のフィフティースターズが大外枠に入りました。日本から挑戦するクルーガーはG2(16年マイラーズC)の勝ち馬で53キロのトミー・ベリー騎手で参戦します。

オーストラリアのハンデG1を予想する時は、主催者が設定したハンデと発表されているレーティングを基準にして独自の指数を割り出して、それをもとに分析するようにしています。

参考になるかどうかは分かりませんが、算出後の指数上位馬を挙げておきます。勝ち馬は上位10頭の中から出るはずです。多分。

◆算出した指数のトップ10

馬番。

(3)アリーゼー 120・5

(1)ハートネル 118

(6)ディキシーブラッサムズ 118

(2)ルロメイン 117

(7)シレーリー 117

(15)フィフティースターズ 117

(4)ランドオブプレンティ 115

(10)アンフォーゴトゥン 114・5

(18)ファンダメンタリスト 113

(19)エルドラドドリーミング 113

予想の軸となる3頭は◎フィフティースターズ○ハートネル▲アリーゼーに決めました。詳しい予想は土曜の日刊スポーツと、極ウマプレミアムに出ていますので、怖いもの見たさの人はのぞいてみてください。

シドニー地区はこの時期、雨が多いのですが、予報では当日晴れとのこと。良馬場、不良馬場、どちらに転んでも大丈夫なように予想を立てたつもりですが、果たして結果やいかに・・・。(ターフライター奥野庸介)

※競走成績等は2019年4月5日現在。