鬼が笑いそうですが19年欧州はドバウィの年に・・・

2018年も残りわずか。仲間内でも28日のWIN5の話でもちきりでした。この原稿は昼すぎに書いているので結果はわかりませんが、筆者も年末ジャンボ48枚分突っ込んでみました。今日の0学占星術の賭け事の欄はいつものように「×」がついていますが。良い結果になればと心静かに願っています。

北半球の競馬国では各分野のリーディングがほぼ確定しています。欧州と米国のリーディングを見ながら来年に思いをはせてみたいと思います。

欧州は今年もガリレオがチャンピオンになりました。下の表にあるように賞金の高い重賞やリステッドを含むステークスの勝ち馬は46頭。大舞台での強さが長期政権を揺るぎないものにしています。2位のドバウィには来年のクラシック候補で4戦4勝の2歳王者トゥーダーンホットがいます。鬼が笑いそうですが、2019年はドバウィの年になるかもしれません。3位シーザスターズはガリレオの半弟。凱旋門賞でも8着までの馬にアーバンシーの血が流れていたように、この兄弟を筆頭とする子供や孫たちは改めて芝の深い欧州競馬に向いていることがわかります。フランケルの4位も立派。産駒にバラつきがあるようですが、父をほうふつとさせたクラックスマンも来年から英国のダーレーで種牡馬になることが決まっていて、いずれはサドラーズウェルズとガリレオの親子のようになるかもしれませんね。5位のナサニエルは凱旋門賞を連覇して、返す刀でBCターフも制したエネイブルの稼ぎがほとんどを占めています。

1週間弱を残しながらも北米はキトゥンズジョイが初の総合チャンピオンを確定的にしています。父はサドラーズウェルズの血を米国に拡散したエルプラド。キトゥンズジョイはこれで13年から6年連続でターフサイアーチャンピオンになったように芝でこその馬。今年の稼ぎ頭も欧州で年度代表馬になったロアリングライオンでした。日本ではダッシングブレイズやジャンダルムの父として記憶されているかもしれません。キャンディライドは17年に続く2位になりました。G1ペガサスワールドカップに勝って引退したガンランナーを筆頭に要所要所を押さえた印象です。3冠馬ジャスティファイの父スキャットダディは15年に死亡しているのでジャスティファイが、その血を伝える役目を果たすことでしょう。4位に食い込んだイントゥミスチーフは米国だけでG1・11勝の名牝ビホルダー、UAEダービー(G2)を大勝し、来年から米国で種牡馬入りするメンデルスゾーンの兄。勝ち馬頭数が示すように手堅く勝ち上がる馬を出すタイプです。過去に3年連続でチャンピオンになったタピットは5位に後退。来年の種付け料は30万ドルから22万5000ドルに変更されています。

北米は次世代エースが約束されているアメリカンファラオ(産駒デビューは2020年)の登場まで混戦模様が続きそうです。いずれにしても日本の種牡馬陣のレベルは高く、来年も第二のサクソンウォリアーやヨシダが現れる可能性が十分にありそうです。


18年欧州リーディングサイヤー

★馬名(馬齢・父)産駒獲得賞金 勝馬数 ステークス勝利数


1 ガリレオ(20歳・サドラーズウェルズ)866万93ポンド 107頭 46勝

2 ドバウィ(16歳・ドバイミレニアム)607万7299ポンド 107頭 36勝

3 シーザスターズ(12歳・ケープクロス) 587万7978ポンド 75頭 20勝

4 フランケル(10歳・ガリレオ)494万5620ポンド 77頭 20勝

5 ナサニエル(10歳・ガリレオ) 442万4063ポンド 69頭 14勝


18年北米リーディングサイヤー(12月25日現在)


1 キトゥンズジョイ(17歳・エルプラド)1855万6738ドル 175頭 25勝

2 キャンディライド(18歳・ライドザレイルズ)1786万2ドル 126頭 23勝

3 スキャットダディ(14歳・ヨハネスブルグ)1552万3925ドル 156頭 31勝

4 イントゥミスチーフ(13歳・ハーランズホリデイ)1367万4741ドル 177頭 28勝

5 タピット(17歳・父プルピット)1281万8709ドル 151頭 22勝

(ターフライター奥野庸介)

※競走成績等は2018年12月25日現在。

※次回の更新は1月11日です。

2019年版の種牡馬の本「スタリオンズ」が届きました
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本の中のロードカナロアのページ。来年はリーディングかも・・・
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