フェブラリーSは藤田菜七子と武インティに注目

こんにちは。2019年JRA最初のG1、フェブラリーSが東京競馬場で行われます。藤田菜七子騎手が初めてのG1に有力馬で参戦するため大きな話題となっています。出走予定メンバーを見ると、その他にもとても魅力的なメンバーがそろったというのが印象的です。

中でも注目しているのは、武豊騎手が騎乗予定のインティです。戦績が7戦6勝と、5歳馬なのにレース経験がかなり少ないのは、体の弱さがあり思い通りに使うことが出来なかったためです。一方で、オーナーはじめ厩舎陣営が馬の状態を最優先にレースを選択してきたことの証明でもあるので、その決断に敬意を表したいです。今回、ここまで大事にしていた馬をこの大一番に使う決断をしたのは、かなり自信があるのではないかと思っています。初マイル戦は適距離とはいえません。ただ、新たなダートチャンピオンになるかもしれません。どのような競馬をするのか今からとても楽しみです。馬券的には、現4歳世代はダート界でかなりの成績を残しているので、ここは外せないと思います。

今年は2017年有馬記念(キタサンブラック)以来となる武豊騎手のJRA・G1制覇か、もしくは日本人女性騎手の初G1制覇が見られることになるかもしれません。毎年この時期はかなり寒いですが、とても熱い戦いが見られると思います。ぜひとも競馬場での生観戦をお楽しみ下さい。その際は、暖かい格好で行くことをお忘れなく! それと帰りには懐も暖かくなっていることを祈っています(笑い)。(レースホースコーディネーター)

藤田菜七子騎手(2019年2月8日撮影)
藤田菜七子騎手(2019年2月8日撮影)