日本が恋しい・・・3カ国で勝利したマーフィー騎手帰国

こんにちは。1月27日で日本での騎乗を終了したマーフィー騎手は早速ドバイで3鞍騎乗。UAE1000ギニーを10番人気の人気薄でいきなり勝利し、金曜日には英国での今季初勝利を飾るなど、1週間のうちに3カ国で勝利を挙げるという活躍でした。マーフィー騎手が帰国し、私自身とても寂しい気持ちですが、本人も日本の競馬やファンの方たちを恋しく思っているとのことでした。

話は変わって、今回は馬にまつわる関係者のコメントについてお話ししたいと思います。よく新聞記事などで「馬がまだ緩い」という表現を目にすることがあると思います。実はこの表現は日本独特のもので、英語には的確に表現する言葉がありません。翻訳するときには「Weak(弱い)」という言葉を使うことになり、通訳する上でも困ることが多い表現です。ただ、私が騎手をしていたこともあり、マーフィー騎手とは言葉のニュアンスを共有しやすく、この表現についてもよく理解し合うことができました。また、自身の経験から感じることですが、「緩い」という表現がある馬は、基本的にスタートが速くないことが多いです。展開が鍵を握るレースを予想する際に、皆様にも参考にしていただければと思います。(レースホースコーディネーター)

自分と同じ名前のお菓子を手に笑顔のマーフィー騎手
自分と同じ名前のお菓子を手に笑顔のマーフィー騎手