故人の声をAIで
9月29日(日)夜、NHKスペシャルで興味深い番組が放送されていました。
亡くなった歌手の美空ひばりさんをよみがえらせるというものです。
過去の音源、映像をデータとして学習させ、ヤマハのAIが美空さんをよみがえらせました。
楽曲は日本コロムビアから1500曲の提供を受け、息子さんからは生前の美空さんがカセットテープに録音した音声の提供を受けました。
そして1曲の新曲を披露するというものでした。
もちろん、倫理的な問題などクリアすべきハードルは山ほどあったことでしょう。作成側や周辺の人のイメージ故人をよみがえられせていいのか。
これが出来るなら悪意のあるフェイク動画を作る「ディープフェイク」も余裕でできます。
とはいえ、できあがったものは素晴らしいものでした。涙ぐむファンの姿も。
手間ひまがかかったことは容易に想像できますが、技術の力で故人をよみがえらせるという未来の姿は確実に手の届くところまで来ています。
そして今週末は凱旋門賞。太田記者、松田記者がそれぞれフランスとイギリスから記事、写真、動画、極ウマ日記とたくさん届けてくれています。
エネイブルは強敵ですが、日本馬の健闘を祈りたいと思います。