<ホープフルS>◇28日=中山◇G1◇芝2000メートル◇2歳◇出走18頭

JRA短期免許を17日に初めて取得したバウルジャン・ムルザバエフ騎手(30=ドイツ)が、14番人気の人気薄ドゥラエレーデ(牡、池添学)を2歳中距離王に導き、JRA・G1を初制覇した。逃げたトップナイフをゴール前で鼻差捉えた。勝ちタイムは2分1秒5。開業8年目の池添学調教師(42)もJRA・G1初勝利。3連単は246万円を超え、22年最後のJRA・G1は大波乱となった。

父が池添兼師、兄は池添騎手の池添学師が、のべ34頭目の挑戦で待望のJRA・G1タイトルを手にした。これまでの最高着順は、サラキアを送り出した20年のエリザベス女王杯と有馬記念のいずれも2着。師は「すごく接戦で2着かなと思っていたし、スロー(再生)を見て、えっ? と思いました。ふわふわして夢のようですね。がむしゃらに喜んでいました」と実感を込めた。15年に開業して8年目。「何度もこの経験をしたいと思いましたし、来年さらに飛躍できるよう責任を持ってやっていきたい」と、厩舎のレベルアップを誓った。

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