極ウマ制定の22-23シーズン「クラシック番付」が今週から再開する。今年は6月に掲載した「先取り2歳馬番付」で大関にいた牡牝2頭が、横綱に昇格してスタート。混戦の牡馬はノッキングポイント(木村)、粒ぞろいの牝馬はリバティアイランド(中内田)の1戦1勝馬が最高位となった。番付編成会議に参加した大阪日刊の重鎮、岡本光男記者と東京日刊の松田直樹記者が会議の様子を振り返った。

松田 ふふふーん♪

岡本 えらいご機嫌さんやな。

松田 6月の「先取り番付」の大関が牡牝とも横綱スタートですから。見立ては間違ってなかったです。

岡本 むしろ今までが外しすぎとちゃう?

松田 年々、精度が上がっているということで・・・。

岡本 それにしても、牡馬は混戦や。

松田 横綱はノッキングポイントですね。東の1番星をつかんだ馬です。

岡本 東京マイルでノーステッキの3馬身差勝ちやっけ。あれは強かった。

松田 お母さんのチェッキーノは16年オークス2着馬だし、祖母ハッピーパスの血統は活躍馬多数ですもんね。木村厩舎×サンデーレーシング×6月の東京デビューといえば、ステルヴィオにジオグリフのG1馬2頭。期待しちゃいます。

岡本 次戦のサウジアラビアRCの結果次第では、春先まで関東馬の中心になりそうやね。大関フェイトは新潟1800メートルの勝ちっぷりが素晴らしかった。

松田 “ダノン”勢の2頭が関脇、小結に入っていますね。個人的には上半分は順当ってイメージです。

岡本 今年は現時点で中央2勝馬が小倉2歳S勝ちのロンドンプラン(距離適性を考慮し番付外)だけ。来春のクラシックを考えると、やはり距離や将来性を重視したい。

松田 まだ見ぬ素質馬だらけなので、特に番付下位は変動前提です。毎週、動きがありそう。

岡本 去年の横綱ジオグリフほどの絶対的主役は不在ってことやね。

松田 一方で牝馬は粒ぞろいです。

岡本 札幌2歳S勝ちの関脇ドゥーラ、函館2歳S勝ちの前頭2枚目ブトンドール、新潟2歳S勝ちの前頭3枚目のキタウイング。重賞勝ち馬が3頭もおる。

松田 それらを差し置いて、横綱は1戦1勝馬リバティアイランドですか。

岡本 新潟マイルの新馬戦は衝撃の末脚やった。いくらスローの瞬発力勝負になる舞台とはいえ、上がり3ハロン31秒4は能力がないと使えないよ。

松田 2歳馬が史上最速タイの豪脚でしたもんね。新潟2歳Sをパスしたゆとりあるローテ選択が先々につながると思います。次走はまだ発表されていないけど、個人的には東京マイルのアルテミスSあたりで見てみたいです。

岡本 大関には札幌2歳Sを勝ったドゥーラよりコスモス賞を勝ったモリアーナを推す声が多かったね。

松田 両レースとも2着のドゥアイズを物差しに、勝ちっぷりがいいモリアーナを上位に置きました。

岡本 新潟2歳S組の評価が牡牝とも抑えめなのは、1分35秒9の時計面からやね。

松田 そうですね。番付編成会議をやると、一気にわくわく感が高まってきます。

岡本 秋も大物候補が多くデビュー予定なので、毎週くまなくチェックしていこう!

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