<新馬戦情報>

今年のダービーを制した友道厩舎から、また注目馬が初陣を迎える。日曜新潟の新馬戦(芝1800メートル、31日)に、シャザーン(牡、父ロードカナロア)が福永騎手でスタンバイする。

母はG1馬クイーンズリング。馬主・金子真人ホールディングス&友道厩舎&福永騎手のトライアングルは、18年ダービー馬ワグネリアンと同じで、期待は高まる一方だ。

ダービーからダービーへ。ドウデュースで世代の頂点に立った友道厩舎が、また期待の1頭を送り出す。父は希代の名スプリンター・ロードカナロア。母は16年エリザベス女王杯制覇など重賞4勝のクイーンズリング。21年セレクトセールにおいて2億2000万円(税抜き)で落札された良血シャザーンが、満を持してデビュー戦を迎える。

火曜朝はCウッドへ。軽めの調整でも状態の良さが伝わってくる動きを見せた。1週前の21日には福永騎手を背にCウッドで3頭併せ。内ジュンブロッサム(3歳1勝クラス)には半馬身遅れたが、外リアド(同)と併入し、6ハロン82秒6-11秒1とシャープな伸びを披露した。

友道師は「体がしっかりしてきて、走りも成長している。1週前もいい反応だった」と動きを評価。「カナロア(産駒)っぽくないです。長くいい脚を使える。距離が持ちそうなので、お母さんに似ているのかな」と、芝1800メートルが初舞台に選択された。

ワグネリアンもドウデュースも中距離でデビュー。ともに3連勝で重賞を勝利し、翌年のダービー制覇につなげた。「ドウデュースとタイプは違うけど、時計は出ているしポテンシャルはある。やっぱり、1800メートルぐらいでデビューさせたいよね。先が楽しみになるレースを」と師。来年のクラシックを目指し、第1歩を踏み出す。【網孝広】

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