ダービー(G1、芝2400メートル、5月30日=東京)は大接戦の末、シャフリヤール(牡3、藤原英、父ディープインパクト)が世代の頂点に立ちました。ディープ産駒はダービー7勝目。天国に旅立ってもなお活躍馬を輩出し続ける。本当に偉大な種牡馬です。
今週からは来年のダービーに向けた新たな戦いがスタートします。今年の2歳世代においても馬主サンデーレーシングのディープインパクト産駒は要注目? なはずです。中でもダービーを見据え牡馬4頭をピックアップしました。血筋が通り大物感を感じる馬も。覚えておいて損はないと思いますのでぜひチェックしてみてください。
◆コマンドライン(牡、母コンドコマンド、国枝)は、5日(土)の東京芝1600メートル戦でデビュー予定。新馬戦開幕週のデビュー馬は近年活躍が著しいです。同じサンデーRの所有馬で安田記念の大本命馬であるグランアレグリア(牝5、藤沢和)も3年前ここで勝利を収めました。コマンドラインは多くのPOGファンが「未来のダービー馬」との呼び声が高い1頭です。あまりデビュー前の新馬をほめることが少ない国枝師をもうならせる動きを見せており、馬体も見栄えがします。週末は要チェックです。
◆ディーンズリスター(牡、母ラヴズオンリーミー、矢作)は、近親にG1馬リアルスティールやラヴズオンリーユーがいる良血。募集総額1億5000万円という金額からも期待の高さがうかがえます。トレセンへの入厩やデビュー予定は未定ですが、確実に走ってくる血統だけにPOGファンからの支持も多く集まっています。首筋がスラッとしていて胴長でクラシックディスタンスはぴったりなイメージです。
◆ルヴェルディ(牡、母エクセレンス2、木村)は全兄に3連勝でオープンすみれSを制し、昨年クラシックを皆勤したレクセランス(牡4、池添学)がいます。陣営によるとお兄さんのようにクラシックディスタンスを意識していきたいとのこと。トレセンへの入厩はまだですが、兄同様2000メートル以上の距離で活躍が期待できそうです。
◆キャンデセント(牡、母トータルヒート、藤原英)は、シャフリヤールでダービーを勝利した藤原英厩舎に入厩予定です。現在はノーザンファーム空港にて調教されています。母は芝・ダート問わず短距離で活躍し、オープンまで上がりました。適性などは未知数ですが、ダービー2勝の名トレーナーがどのように育て上げるが楽しみにしたいと思います。
【極ウマPOG取材班】