<極ウマPOG取材班が指名したいウインレーシングの10頭・2021年版>

◆ウインモナーク(牡、奥平、父ビッグアーサー、母コスモメリー)は16年の高松宮記念を制した父の初年度産駒。すでに美浦の坂路で古馬と併せ、抜群の動きを披露。13日に4ハロン54秒1-ラスト13秒2、20日に同53秒9-12秒8と水準以上の時計をマークしている。3代母フジノダンサーはダイオライト記念、かしわ記念を制覇。札幌開幕週の1200メートル戦でデビュー予定となっている。

◆ウインバリオス(牡、加用、父ドゥラメンテ、母ウインアキレア)は芝中距離で3勝を挙げた母の2番子。母の半兄がドリームバレンチノという血統。半兄ウインアキレウスは昨年12月の新馬戦でエリザベスタワー(チューリップ賞覇者)の2着。3月にダート戦で初勝利を挙げ、1勝クラスに昇級後は芝で4、3着と好走している。

◆ウインシュプリーム(牡、大久保、父モーリス、母ウインプリメーラ)は13年チューリップ賞2着、16年京都金杯を制した母の2番子。全姉ウインメイユールは昨年3回阪神初日の新馬戦でデビュー。1着ダディーズビビッド(橘Sを快勝)、3着ステラリア(忘れな草賞V)、4着リッケンバッカー(アーリントンC2着)、5着ドナウエレン(未勝利、しゃくなげ賞を連勝)、6着ファルヴォーレ(2勝)というメンバー相手の2着だった。走ってくる血統だ。

◆ウインルシファー(牡、手塚、父オルフェーヴル、母コスモチェーロ)は半兄がラジオNIKKEI賞覇者のウインマーレライ、半姉が昨年のオークス2着ウインマリリンという血統。「お姉ちゃん(マリリン)よりも遅生まれ(6月13日生まれ)なので、じっくりやっていきます。これから変わってきそう」と手塚師も期待している。

◆ウインアウォード(牡、杉山、父スクリーンヒーロー、母バラベルサイユ)は活躍馬が多い「ウインのスクリーンヒーロー産駒」だ。重賞2勝のウインマリリン、昨年の皐月賞4着ウインカーネリアン、19年デイリー杯2歳S2着、昨年ニュージーランドT3着のウイングレイテスト、6勝を挙げたウインオスカーなど。ウインテンダネスで18年目黒記念を制している杉山晴厩舎(昨年はデアリングタクトで牝馬3冠)も魅力。

◆ウインマーベル(牡、深山、父アイルハヴアナザー、母コスモマーベラス)は全姉ウインジェルベーラは17年夏の函館で新馬勝ちし、続く函館2歳Sで2着になっている。すでに美浦トレセンに入っており、無事ゲート試験にも合格。これからピッチが上がってくる。

◆ウインエクレール(牝、畠山、父ディープインパクト、母サマーエタニティ)は香港G1・2勝のウインブライト、15年阪神JF2着ウインファビラスの半妹。ウインレーシングクラブの募集価格は7000万円という期待馬だ。左後一白の鹿毛で大きすぎず、小さすぎず、バランスのいい馬体。きょうだい初のディープインパクト産駒で大きいところを期待したい。

◆ウインメイフラワー(牝、梅田、父ゴールドシップ、母ウッドシップ)も活躍馬が多い「ウインのゴールドシップ産駒」だ。現4歳世代はウインマイティーがオークス3着、ウインキートスもオープン入りを果たしている。母はダート短距離で4勝。来年のクラシック戦線を狙っていきたい。

◆ウインピクシス(牝、上原、父ゴールドシップ、母コスモアクセス)は父と同じ芦毛馬。母は芝短距離で4勝を挙げている。1歳上の半兄ウインザナドゥ(父ハーツクライ)は4月にデビュー8戦目で勝ち上がりを決めたが、それまでに2着4回。確かな能力を持っている血統だ。

◆ウインバグース(牡、父モーリス、母コスモネモシン)は母がフェアリーS、新潟記念を勝ったコスモネモシン。きょうだいに活躍馬はまだ出ていないが、4頭目でそろそろ大物登場を期待したい。

◆昨年の当欄 ウインアグライア(3勝)が3回東京初日の新馬戦、コスモス賞、リステッドの若駒Sを勝利。ウインアキレウス、ウインザナドゥ、ウインルーア、ウインプロスト、ウインシャーロット(それぞれ1勝)を含む6頭が勝ち上がった。ウインリブルマンは未勝利戦を3戦連続2着であと少し(オークス週終了時点)。

【極ウマPOG取材班】

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